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寅年生まれ肉食ナベコの「なんでも食べてみる」第169回

え…「青いキットカット」ってなに?

2016年09月20日 17時11分更新

文● ナベコ

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 “青いキットカット”をご存知でしょうか?

 赤いカラーが特徴的な「キットカット」に青いパッケージの時代があったのです。どういうことでしょう。

 キットカットの前身はイギリスのロントリー社が1935年に発売した「チョコレート クリスプ」。1937年にはキットカットというブランド名が誕生し「キットカット チョコレート クリスプ」いう名で販売されました。1942年、第二次世界大戦による牛乳の供給の不足が原因で、ミルクチョコレートからビターチョコレートにレシピを変更せざるを得なくなり、従来製品の信頼を保つため“チョコレート クリスプ”という名を取りました。この時にパッケージを一時的に青く変更。

 意外にも、青いパッケージのキットカットが、シンプルに“キットカット”とだけ称する最初の製品だったのです。

1935年発売の「チョコレート クリスプ」1937年発売の「キットカット チョコレート クリスプ」。いずれもレプリカです

 戦後すぐに従来のレシピが復活しパッケージは赤に戻りましたが、キットカットのブランド名を普及させるために、“チョコレート クリスプ”はあらためて製品名から外されました。

約300種のキットカットが一堂に集まるミュージアム

 日本では、キットカットは1973年に発売。現在こそ販売元はネスレですが、当初は不二家が国内生産と販売を担っていました。国内で発売されたキットカットは、パッケージ違いを入れると約800種以上もあるいうこと。おびただしい数です。

ネスカフェ原宿内に期間限定でキットカット ミュージアムがオープン

 さて、そんなキットカットの変遷を見られる「キットカット ミュージアム」が「ネスカフェ原宿」内に9月25日まで期間限定オープン。フレーバーでいうと300種ほど、パッケージ違いを入れると460種ほどのキットカットが展示されています。青いキットカットも見られますよ。

おびただしい数のキットカットが壁に展示されています

 カフェの壁にズラッと展示されたキットカットは壮観のひとこと。コンビニなどでよく目にするあまりにも馴染み深いお菓子なので、かえってふだんはその歴史について意識しないかもしれませんが、ものすごい製品バリエーションがあったことに驚かされました。

 目を引くのはご当地キットカットといった限定フレーバー。すでに製造していない幻のフレーバーもあり「どんな味だったのか」と気になります。

スポーツドリンク味。海外の人が見てびっくりするのがこれ
すいか味。いったいどんな味なのでしょうか。塩味がするのかな
大学いも味。わざわざキットカットで大学いもを表現しなくても……、とも思います
こちらは北海道じゃがいも味。大学いものキットカットもそうですが、チョコレートのいも風味ってある意味、意識が高いですよね

 目立った変遷として、メッセージが書けるパッケージの発売があります。いつの間にかキットカットは「きっと、勝つとぉ」とかかって受験生のラッキーアイテムのお菓子と言われるようになりました。そこで、2008年には桜が描かれたパッケージが発売。

受験生へ向けての願掛けや、応援メッセージが書ける

 2010年から“オトナの甘さ”シリーズが発売。ターゲットを“大人”として、上質な素材を使い甘さは控えめに。結果ヒットし、現在もシリーズ商品が順調に発売されているということ。

オトナの甘さ”シリーズは人気商品

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