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ASCII STARTUP週末かわら版第41回

食のスタートアップがナベコに熱視線

2016年09月17日 07時00分更新

文● ASCII STARTUP編集部

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編集部でのこぼれ話を中心に、この先のスタートアップ関連の動きをおさらい! 記事にする必要のない余計な情報、ウラ話を中心にゆる~くお届けします。

鈴木:おはようございます!

ナベコ:こんにちは。

鈴木:今週は北島さんが不在のため、スタートアップ界隈で人気のナベコさんに参加してもらいました。

盛田:まさかのナベコさん!スタートアップ界にグルメ文化が!!

鈴木:そうそう、食系のスタートアップの方の中では知られる名前だそうです。実際に鈴木も取材先でナベコさんに会いたいということもよく言われるんですよ。

ナベコ:酒テクノロジー。テクノロジーでうまい酒が飲めたら最高ですよね。というか取材の名目でのんでいます。いや、嘘です。いや、本当かも。

日本酒、ワインを人工知能で選ぶ

鈴木:んで、実際に今週は日本酒、ワイン選びを人工知能でと、サービスを開発するカラフルボードさんのSENSYを体験してきたとかで、記事が出ていましたね。

ナベコ:AIソムリエ体験してきました! これですね。

「人工知能ソムリエすごい 感激のうまいワインをチョイス」(関連記事)

盛田:SENSYさんはもともとお洋服を選ぶ人工知能を開発しているところですね。前はおなじく伊勢丹新宿でファッション人工知能を見せていて、その後なぜか日本酒の利き酒人工知能、そしてワインソムリエ人工知能と、どんどん斜め上に……。

鈴木:そこは実はファッションだけでなく、接客を人工知能でというところなので、ソムリエも方向性は同じとのことらしいですね。

ナベコ:ファッションも酒も同じ原理の応用なのですってね。日本酒でいうと「甘口」とか「辛口」ってラベルに書いていたりするけど、実はその感覚って個人によって違うから、ラベルの情報とか一切考えずに、多くの人が飲んだ味覚の感覚をもとにして、その人にあった酒をリコメンドするとか。

盛田:ただちょっと思ったのは、Amazonみたいなクチコミデータベース持ってるとこが強いのではないかなーと。あの人たちがレコメンド専用の「人工知能ダンボー」みたいなやつを作ったらやばいくらい強いのではないか。すでに怖いほど精度高いし。

ナベコ:確かに、もともとDBあるのはすごい。使える。

鈴木:実際に日本酒やワインのデータベースはあったってことなのかな?

ナベコ:SENSYさんのAI接客サービスは現在は店頭のみの体験ですが、ゆくゆくはアプリにして「パーソナルの人工知能」というのをやっていきたいということでした。例えば、家で試飲したレビューなどを入力して行って、その人の趣味嗜好の人工知能を構築し、店頭に買いにいったときにオススメしてもらえるとか。

盛田:へえー。いまのところ人工知能のソースは本職のソムリエさん、利き酒師さんに数値を入れてもらったデータベースを参照してる「プロの集合知人工知能」なのよね。

鈴木:ワインは素人の知の集合はちょっとあやしいかもしれない。

ナベコ:ワインってやっぱり奥が深い。いいワインが必ずしも万人にとっておいしいわけではないですからね。今回、思ったのは、ワインと日本酒とか複合的な集合知になればいいなと。

ASCII STARTUP週末かわら版

鈴木:白ワインでシャブリが選ばれていたけど、辛口でミネラルが強くて、鈴木も好きな地域です。たしか前に、ナベコさんが店の白ワインをカラにした事件があったけど、あのときも鈴木の好みで辛口の白を選んでたんで、当たってるぽい。

盛田:個人的にナベコさんにはワインを勧める人工知能ソムリエより、アルコール摂取量を判断して「今夜はもうそのくらいにしておいてください、はいはい帰りますよ……」って腕をつかまえる「それ以上飲ませない人工知能」が必要なんじゃないかと思う。

鈴木:それはロボット的な……。

ナベコ:おせっかいを焼いてくれる人工知能。Makuakeのプロジェクトにあった学習するアルコール検知機みたいなやつ。あれ実際に必要かよくわからない。

盛田:それはもう記憶が飛んでるからじゃないですかね……。

ナベコ:吹きかけた瞬間は覚えています。

中国からの先進医療ツアー

鈴木:わたくし、神戸に“500 Kobe Pre-Accelerator Demo Day”の取材に行ってきました。世界最大のシード投資ファンド500 Startupsが、日本で行なう初のアクセラレーターイベントで、採用した企業のサービス発表がありました。

ナベコ:なんで神戸だったのですか?

鈴木:神戸市がシリコンバレーの視察をしたときに、500を訪問して、神戸でもと頼んだとのことです。神戸から世界に羽ばたくスタートアップをと。

ナベコ:神戸ってスタートアップ企業多いのでしょうか? 当然な感じだったらすみません。福岡がIT企業多いなというはわかるけど。

鈴木:今回はアジア地域から選ばれた企業だったので、神戸からというのではなかったのだけれど、関西の企業は多かったですね。

盛田:集まってるのは対法人系のおカタいスタートアップって感じなんでしょうか?

鈴木:B向け、C向け何でもアリでした。おもしろかったのは、中国の『Gofiture』というサービス。中国の爆買いならぬ、中国人が日本で良質な医療を受けるためのツアーを運営していると!

盛田:爆療!

鈴木:保険なんて効くわけないので高いお金を払ってでもですね。

盛田:日本からアメリカに渡って心臓のバイパス手術を受ける例とかは聞いたことありますけど、そう考えてみると日本も医療先進国なんですねー。びっくり。

鈴木:そのようですね。また逆もあるそうで。

盛田:中医学みたいな話ですかね。

鈴木:いえ、日本人が国内で医療費が高い場合、東南アジアなどへ行って安い医療を受けるとか、そういうこともできるそうです。まだサービス展開はしていませんが。

ナベコ:日本のスタートアップで、外国人向けのサービスってあれこれあるんですね。観光客向けの施設案内のスタートアップとか前にイベントで見かけました。

盛田:そういえば前にちょっと話していた、iPadに商品をかざすだけで中国語の説明が見られるというPaykeさんが作っているアプリがあるんですけど、あれPepperくんに搭載してドン・キホーテ店頭に置いてたそうです。

鈴木:おおお、もう導入しているところが!

ナベコ:ドンキ、どこのですか?

盛田:ドン・キホーテ銀座本店で中国語話してたらしいですよ。(編註:5日間の試験導入。現在Pepperくんはいません)

鈴木:体験してもらいたい。

ナベコ:中国の方ってPepperくんのことどう思うんでしょう。かわいいってなるのかな。

盛田:あの独特のユーモアセンスをどうとらえるかですかね。個人的には「先行者」に通ずるものを感じるのでとても合っているのではないかと思います。

鈴木:たしかにフォルムは似ている気がする……。ビーム、ビーム、ビーム。

ナベコ:体験している海外の方の反応を見てみたいですね。Pepperくん、飲食店の店頭に置かれていたりすることもあるけど、マスコットとしてただ置いてある、というパターンが多い気がするので、観光客に適切な言語で観光案内ができたら意味があるような。

盛田:たしか子供がめっちゃ群がってきたという話だったから、客寄せに役立って、中国語でちょっとした接客もできて、その意味だと観光にも使えるかも。あとは観光の点でいうと、これはカシオ計算機の人に聞いたんですけど、英語とか中国語がいちばん必要とされる現場ってじつは量販店とかより圧倒的に「ホテル」らしいですね。

鈴木:ホテルは狙っているところは多いですね。訪日観光客が次に行くところを指定できる強みがある。

盛田:聞かれることが多いんすよね。「おすすめのラーメン屋は?」「明日近くにある観光地に行きたいんだけど」とか。営業枠内に閉じずに質問が幅広くて困っちゃうと。

ナベコ:街情報のアプリも観光客向けに言語対応したり、むしろ観光客向けのアプリもあったりしますよね。

ホテルの料金を自動で最適化

鈴木:ホテルと言えばで、500神戸でもう1社、紹介しますね。『MagicPrice』という、ホテルの値付け管理ツールを提供している企業がありました。季節や曜日などによって、料金設定を最適化してくれると。

ナベコ:ホテルの値付け管理ツール、ホテル業者向けなのですね。

盛田:最近Airbnbみたいなのも増えてきたから旅館・ホテル業界大変なんだろうなあ、という思いもあったりして。

鈴木:接客も含めて、変わっていかなければいけないんでしょうね。

ナベコ:利用者にとってもお特になるのでしょうかね。

盛田:オフシーズンは管理ツールが自動的に宿泊料金を安く設定してくれるよ〜という話かなと思ったんだけど、どうなんでしょう。

鈴木:そうですね。その自動化が強み。今後はイベントなど周辺情報も含めたりしていきそうですね。

ナベコ:値付けって意外に大変だったのですね。オフシーズンに通常どおりの高い料金で出していてもお客さん来ないだろうし。かといって破格にしても儲けがないし。

盛田:知り合いがやってる旅館、いつ行っても一泊6500円なのリーズナブルなんだけど絶対効率悪いと思うからそういうサービス紹介しておこうかなあと思いました。

ナベコ:民宿だとそういうところは多そう。私が前にバイトした民宿は、盆・暮れは値上げしてたけど、他の期間は一律でしたね。

盛田:ていうか民宿でバイトしたことあったんですね。さらっと言いますね。

腹筋でハワイ旅行に行ける!?

鈴木:おお顧客が! さて、最後はなべちゃんにオススメしたいアプリをつくっている企業をご紹介して終わりにします―。ご褒美が出るダイエットアプリ『Gohobee』ですよ!

ナベコ:ダイエットでご褒美でちゃだめなのでは。

盛田:さすがにごほうびは食べない・飲まない方向なんじゃないですか。たとえば……

ナベコ:お金。

盛田:欲望に正直すぎる。

鈴木:継続のためにはもうそこしかないと……。これはセンサーで腹筋した回数を計測して、回数に応じてプレゼントがもらえたり、キャンペーンに応募できたりするアプリなんです。

ナベコ:アプリの説明に「ゴホービ」と書かれていますね。具体的にはどんな内容なのでしょうか。

鈴木:おわっ、サイト見ると抽選でハワイ旅行とかあるみたい。

ナベコ:ハワイ旅行! それはすごい! カウントのズルをできないかどうかがポイントですね。

盛田:たしかにポケモンGOみたいにプラレールに乗せようとするやつが出てきそうな。

鈴木:そこはユーザーにゆだねられています。ちなみに男性でも使っていいとのこと。ただ、やはり商品などは女性向け。

ナベコ:へえーー。女性限定ではないのですね。

盛田:男子向けは「いっしょにとれーにんぐ」に対応してくれると最高ですね。

鈴木:いよいよVRに期待。

盛田:逆に「いっしょにとれーにんぐ」女子版があって、そこにご褒美があれば……。

ナベコ:それにしても無料アプリなのに、そんな見返りがあるのがすごい。

盛田:でもちゃんとやんないとくれないんでしょ?ごほうび。DAU(デイリーアクティブユーザー)になってくれないとごほうびあげないよ〜、という話ですよね。発想としては普通のソーシャルゲームのログインボーナスに似ている感じ。

ナベコ:毎日丹念に使ってあげなきゃなんですね。発想がよいですね。目の前にニンジンあったら腹筋やるモチベーションが上がりそう。

盛田:比喩からすでに食べる方向に行っちゃってますけどね。

鈴木:うまい喩かと思ったら……。

食のスタートアップ記事が増えるかも

鈴木:それでは、ここらで来週の予定を。来週は平日が3日しかないというのに、9月20日、21日、23日で東急アクセラレータプログラムの第2期デモデイ、アドテック東京、Fintech Summit、山梨でMt.Fujiイノベーションキャンプ2016とか、これどうスケジュール組めばいいのでしょうか。

盛田:コピーロボットが必要。わたしは再来週にKEIさんにシャツの採寸をしてもらうことになっており、ついでにMakuakeの矢内さんから注目のプロジェクトを紹介してもらう予定です。あと某ハードウェアスタートアップがついに新製品を発表します。楽しみ。

ナベコ:来週はシルバーウィークですね。私はスタートアップの話しと関係ないですけど、ヤッホーブルーイングの新作ビールを飲みに行きます。

盛田:ダイエットの敵が多くて大変ですね。

ナベコ:敵をやっつけたら仲間にする制度を導入しています。

盛田:身についちゃってるじゃないか……

鈴木:ナベコさん、ゲストありがとうございました~。

盛田:次やるとしたら最新飲食店紹介回ですかね。日本酒専門飲み放題の店とか、会員制肉料理店とか、こだわりとろさば料理専門店とかね。

ナベコ:そういえば、ムール貝食べ放題のfabyさんがあたらしく出す肉専門店が、おいしいのはもちろん、効率化も測れていてすごかったです。低温調理でうまい肉を出すんですけど、専用の機器を取り入れているから、失敗なく調理ができる。おまけに、朝・昼はコーヒーショップをやるという二毛作だから、ビジネスとしてよくできていると感じました。

話題の肉の園に潜入!会員権即完売のメチャうま肉料理店(関連記事)

鈴木:締めたはずなのに、ぜんぜん終わらない……だと……。

盛田:ナベコさんが生き生きしてきたところでまた来週。

今週の一言
盛田:わけあって家にトースターが3台。パンを3個ずつ食べています。苦しいです。
鈴木:飲食系スタートアップのみなさん、ナベコ企画お待ちしております。
ナベコ:秋はコーヒーの季節。ちょいちょいコーヒーブレイクしているのですが、店によってはアメリカンとブレンドのちがいが量しかわからない……。

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