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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第475回

都会の中で猫のオアシス!? 神社仏閣でくつろぐ猫たち

2016年09月16日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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冬の寒い日、不動堂の軒下に隠れてたキジトラまじりの雑種猫。首をちょこんとかしげたような表情がなんとも愛らしいので採用(2016年1月 オリンパス OM-D E-M1)
冬の寒い日、不動堂の軒下に隠れてたキジトラまじりの雑種猫。首をちょこんとかしげたような表情がなんとも愛らしいので採用(2016年1月 オリンパス OM-D E-M1)

 都会で猫が似合う場所というと……とここまで書いて思ったのだが、実はどこにいても似合うよね。高層ビルの中をフラフラ歩いててもそれなりに似合いそうだもの。

 一見、似合わない場所でも、似合わない場所にいるからこそ似合うという点が猫のスゴさなのだ。

 どう見ても似合わない、予想外の場所にひょこんと座ってて、周りの人は誰も気づかず、それをこっそり撮るのもいいなあとは思っているのだが、視点を変えて、都会で街猫が落ち着いて暮らせそうな場所はというと、やはり神社仏閣じゃないかと思うわけである。

 街の猫は隙間を上手に使って生きているわけだが、そういう猫の1匹や2匹いても誰も邪魔にしないような大きな隙間をたくさん持ってる場所が神社やお寺なのだ。

 冒頭猫は都心部のとあるお寺のお堂の軒下で見つけたいろいろまじった雑種の猫。

 ここのお寺、けっこう猫がいる。特にこのお堂は雨風も凌げるし隠れるところもあるからか、天気が悪い日は必ずこのお堂の近くにいる。

 とある雨交じりの日。雨の日に傘も差さずにカメラを首から提げて歩いていた私もどうかしてるが、ギリギリ降られずに済むかなと甘い考えでいたのである。

 こういうとき防塵防滴のカメラだとちょっと安心できる。でも無闇に濡らさないよう、撮るとき以外は首から提げたカメラにタオルか手ぬぐいを被せてちょっと保護。

不動堂の端っこにちょこんと座ってこちらを見てるチャトラ。お寺や神社で猫を見かけることは多いけど、今回は背景で神社仏閣だとわかるようなカットを集めてみた(2016年7月 オリンパス OM-D E-M1)
不動堂の端っこにちょこんと座ってこちらを見てるチャトラ。お寺や神社で猫を見かけることは多いけど、今回は背景で神社仏閣だとわかるようなカットを集めてみた(2016年7月 オリンパス OM-D E-M1)

 そして周りを見渡すと、いた。端っこにちょこんと座って舌を少し出してるチャトラっぽい猫が。耳がカットされているので去勢済の地域猫だ。きちんと世話されているようで何よりである。

 このような少しはみ出たスペースは猫のためにあるようなもの。

 こんな風に器用にそこに収まるのである。

じっとこちらを見つめてる顔がワイルドでたまらん。天気が悪くて暗かったのでISO感度が上がっているのだが、高感度によるノイズも迫力を与えてる感じ(2016年1月 オリンパス OM-D E-M1)
じっとこちらを見つめてる顔がワイルドでたまらん。天気が悪くて暗かったのでISO感度が上がっているのだが、高感度によるノイズも迫力を与えてる感じ(2016年1月 オリンパス OM-D E-M1)

 階段から廊下に上がると、お、こんなとこに人が来たぞって顔でじっとこちらの様子をうかがってる2匹あり。目を見開いた感じからいって、さっきの猫がそのまま廊下に上がったところかもしれない。

不動堂の3方を囲んでいる廊下で2匹(2016年7月 オリンパス OM-D E-M1)
不動堂の3方を囲んでいる廊下で2匹(2016年7月 オリンパス OM-D E-M1)

 同じお寺であと1枚。石碑の足下で丸くなっていた猫だ。後ろに見えるのが先ほどの猫たちがいた不動堂である。

ちなみにさっきの猫たちがいたお堂です、って手前の猫にピントが合ってるのでお堂自体はボケているけれども(2016年7月 オリンパス OM-D E-M1)
ちなみにさっきの猫たちがいたお堂です、って手前の猫にピントが合ってるのでお堂自体はボケているけれども(2016年7月 オリンパス OM-D E-M1)

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