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I/O性能でHDD構成の約5倍を実現

IDCF、オールフラッシュのプライベートクラウドを提供開始

2016年09月07日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 9月6日、IDCフロンティアはオールフラッシュを採用したホステッドプライベートクラウド「IDCFプライベートクラウド」の受注を開始した。

 IDCFプライベートクラウドは、ユーザーがサーバ機器を保有しないホステッド型のプライベートクラウド。国内のホステッドプライベートクラウドとして初めてSSDを搭載した複数台のx86汎用サーバーによる、VMware Virtual SANを採用した。Software-Defined Storageの導入により、専用のストレージ機器が不要になり、ホストの増設も可能になった。基本ホスト6台構成で仮想マシン約110台(仮想マシン1台を2CPU(2.4GHz相当)、メモリ8GBとした場合の総台数 )を搭載でき、ホストは1台単位で最大64台まで無停止で増設できるという。また、I/O性能も従来のハードディスク併用型ストレージ機器で構成した場合と比べ、約5倍の向上を見込んでいる。さらに、データの消失リスクを低減するRAID6相当の機器構成で、物理ホスト2台の同時障害も許容するという。

 今回、IPファブリックネットワークを用いた新しいデータセンターのネットワーク構成を採用。これによりユーザーは、必要なリソースに応じてハウジングやパブリッククラウドサービスとも広帯域でシームレスに接続できるハイブリッド利用が可能になるという。

ハウジングやパブリッククラウドとの連携も可能

 価格は14コアCPU、256GBメモリ、SSD(割当容量 約9TB相当)採用の物理ホスト6台で、月額98万円から。

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