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PC使わずスマホだけでビジネスアプリを使いこなせるか!? 第3回

スマホでWordやExcelをPC並みに活用するならキーボード&マウスをつなげ!

2016年09月03日 10時00分更新

文● 正田拓也

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スマホを充電をしながらキーボードを使いたい
ただしAndroidは注意が必要

 とりあえずキーボードがつながった。ガシガシ打ち始めたとなれば、次に考えたくなるのは、充電の減りを気にすることなく、電源を接続して充電しながら長時間使い続けることだ。

 Bluetoothキーボードなら電源が独立しているので問題ないが、USBやLightning接続となると話しは別。キーボードを接続するということは、本体からキーボードへ電源が供給されるということだ。

 キーボードによっては電源を食いまくるものもあり、いつもよりも速いペースで電池マークが減っていくこともある。それに対応するため、電源供給を考えてみた。

 まず、iPhoneの場合。純正の「Lightning - USB 3カメラアダプタ」にはLightning端子があり、ここから電源を供給できる。ACアダプターやモバイルバッテリーを接続すれば、さらに長時間に渡ってiPhoneを使うことができるだろう。

このようなOTG対応USBハブも販売されているが……

このような電源供給機能付きのOTG対応USBハブも販売されているが……

 一方、Androidは少々やっかいだ。公式に対応したアダプターがなく、1つのmicroUSB端子を使って、キーボード接続と電源供給をするには、充電対応がうたわれていている分岐型OTGケーブル、またはUSBハブが必要になる。

 ただし、一部の製品はメーカー純正オプションを用意しているものもあるが、通常はサードパーティー製で公式に対応しない、つまり保証外となることが多い。OTGケーブルによる充電に対応しないスマートフォンもある。

 そのため、店舗では「××の機種で使えた」などの対応情報が書かれていることも多い。数百円~2000円程度と高いものではないが、買ってみたけど使えないというのであれば、まったく無駄遣いになってしまう。それだけならまだしも、スマホが壊れるという事態も否定はできないので、自己責任において試すことになる。

 そして、接続する電源やバッテリーについても注意が必要だ。これも本体やOTGケーブルの仕様や相性に左右されてしまうのだが、できれば多い電流をサポートしたタイプとしたい。

 USBの規格内の0.5Aでは充電量よりも使用量が多くなることもあり、充電しながら使うことができない場合もある。

将来的にも活用するノウハウに

 特にPCを持っていない人には、練習も兼ねて外付けキーボードを使うことをおすすめしたい。

 ファイルをクラウドで保存すれば、PC~スマホ~PCというように操作する端末が変わったとしても、文書を作り続けられることは最初に紹介したが、うまくオフィスソフトが使えるようになれば、外出先などではスマートフォンをさらに活用することになる。

 その際、スマートフォンにキーボードを接続して、外出先でも大量の文章を入力する術を習得しておけば、外出時に重たいPCを持っていかずに済むこともあるかもしれない。

 将来のためにも、スマートフォンとキーボードの組み合わせを試してみるのも悪くないだろう。

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