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IIJ GIO上のプライベート環境や顧客オンプレミス環境とAWSをセキュアに接続

IIJが「AWS Direct Connect」閉域網接続に対応

2016年09月05日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月1日、Amazon Web Services(AWS)の閉域網接続サービス「AWS Direct Connect」に対応する「IIJクラウドエクスチェンジサービス for AWS」サービスを開始した。顧客のオンプレミス環境やIIJ GIO上のプライベート環境と、AWSのクラウドサービスとを閉域網で接続し、ハイブリッドクラウド環境をセキュアに実現する。

「IIJクラウドエクスチェンジサービス for AWS」の概要。IIJ GIO/顧客オンプレミス環境とAWS環境を閉域網接続可能にする

 この「IIJクラウドエクスチェンジサービス for AWS」は、IIJのバックボーン上に顧客専用のプライベートネットワークを構築する「IIJ GIOプライベートバックボーンサービス」を経由して、AWS Direct Connectを利用可能にするもの。これを利用することで、IIJ GIO上のプライベート環境やオンプレミス環境と、「Amazon VPC」や「Amazon S3」「DynamoDB」といったAWSのサービスとをセキュアに接続できる。

 同サービスでは、プライベートバックボーンとAWS Direct Connect間の回線を共有する比較的安価な「プラン1」と、大規模な構成に適した回線占有型の「プラン2」が用意されている。いずれも送受信帯域は固定されており、プラン1は50Mbps~1Gbpsの6種類、プラン2は1Gbpsの1種類。価格は個別見積もり。

 なおIIJでは2014年から、「Microsoft Azure」の閉域網接続(ExpressRoute)に対応した同様のサービスを提供している。これを併用することで、IIJ GIOプライベートバックボーン経由でAWS/Azureの両方に閉域網接続が可能になる。

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