このページの本文へ

クラウドにNW接続点設置、AWSやAzureへの閉域網接続、セキュリティ機能など提供

ネットワン、オンプレミス/クラウドのHUBサービス提供開始

2016年08月29日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ネットワンシステムズは8月25日、大規模企業や官公庁/自治体をメインターゲットとした「クラウドHUBサービス」の提供を開始した。クラウド上に新しいネットワーク接続点(HUB)を設け、顧客のオンプレミス環境とマルチクラウド環境とを安全/多機能/高性能に接続する。

ネットワン「クラウドHUBサービス」の概要図

 オンプレミス/クラウドのハイブリッド環境を構築する際、ネットワーク接続点をオンプレミスデータセンターに設ける従来型のアーキテクチャでは、顧客が自らセキュリティや性能の維持/向上を図らねばならず、運用負荷や投資がかかるという課題があった。

 今回のクラウドHUBサービスではまず、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureとの専用線を持つデータセンター内にサービス設備を設け、これらのクラウドサービスとの閉域網接続機能、およびWANやインターネットとの接続機能を提供する。

 さらに次世代ファイアウォール、次世代IDS/IPS、認証、マルウェア検出、プロキシ、ログ収集/分析といった豊富なセキュリティ機能、このセキュアなデータセンター環境を使ったコロケーション機能も提供する。

 加えて、ネットワンが昨年から提供している「クラウド管理型SD-WANサービス」による柔軟/迅速/安全な拠点接続、同じくネットワンの「DIMS(Device Information Management Service)」によるオンプレミス環境の機器設定情報やログ情報の自動管理といった機能が、サービスとして利用可能。

 これらのサービスは順次提供を開始する。また今後も、データ分析基盤やデータストレージの提供など、機能を順次拡大していく予定。

■関連サイト

カテゴリートップへ