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高負荷に耐えるためのパソコン完全冷却術 ― 第3回

マグカップに花瓶にヒートシンクレス!

身近なモノでCPUクーラーの代替品を探してみよう

2016年08月25日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村

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 第1回第2回では、PCケース内のエアフローを可視化してみたり、ファンごとの違いらしきものを探ってみた。これまで可視化情報は少なかったものの、各パーツの温度の結果から得た知見と近しい結果になった。

 もう少しズレがあるだろうと考えていたため、第3回はそのあたりを細かくチェック……の予定だったが、第2回でキレイにまとまってしまった。そこで、第3回は突発エクストリーム検証として、CPUクーラーの代替品を探ってみよう。

 1度や2度は経験があるハズだが、帰宅してからCPUクーラーを買い忘れたことに気がついたり、初期不良でCPUファンが動作しなかったり、そもそも干渉して載せることすらできないぞ、といったとき諸君らはどうするだろうか。

 ショップにクーラーを買い直しに行くなら、ついでに不良パーツの洗い出しをしておきたいと思わないだろうか。そんなとき、きっと本記事が役に立つかもしれないし、役に立たないかもしれない。

 また仕事の納期直前にCPUクーラーが壊れてしまい、交換しているヒマがないといったシーンにも、きっと役に立つだろう。もちろん、すべて自己責任のアクションだ。

うっかりCPUファンを取り付け忘れたまま、OSのインストールを進めていたところ、とくにエラー落ちもなく完了してしまったのが事の発端。“買い忘れたことあるよなぁ”と思い出したのだ

ヒートシンクだけの状態でも普通に耐えた

 ファンレス状態でもOSのインストールがスムーズに完了したので、まずはファンレス状態での限界を探ってみることにした。

 CPUクーラーは、Cooler Master製「Hyper 212X」のヒートシンクを使用する。CPUは「Core i5-6500」(TDP65W)である。

 とりえあず、CPUに高負荷を与える「OCCT 4.4.2」を回したところ、約13分でCPU温度は85度に到達。OSのインストール時くらいの負荷であれば耐えるが、高負荷だと10分が目安になるだろう。

 エアフローを強化すればファンレス駆動もやりやすそうな結果でもある。もちろん、TDP65Wでの話なので、AMD CPUの場合だとムリではなかろうか。あ、Zenはまだですか?

ファンレス状態でOCCT 4.4.2を実行したところ。85度を越えた時点でOCCT 4.4.2が停止するように設定して、13分30秒で停止となった

 結果をみると、単純にヒートシンクに風がヒットしていれば、暫定的な稼働環境になりそうだ。以下の写真のように、とりあえず風を当てておけば動くことがわかった。

余っているファンを載せておくくらいでもOKといえる
伝統的なサーキュレーターの儀式も有効USB電源駆動のファンの場合もケース内に立てておけば同様に冷える
以上の結果を踏まえ、サンコーの「USB電動静音うちわ」での動作も確認できている。新しい冷却アクションではないだろうか

USB電動静音うちわで冷却している様子。ワビサビである

USB電動静音うちわでは、60度越えながらも30分耐えたため、初期不良の洗い出しくらいには耐えそうだ

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