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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第40回

掘り出し物のウクレレを手に入れました

2016年08月19日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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ウクレレのイベントに行ってみました

 「すっかりウクレレが欲しくなってしまったワタシですが、ちょうど週末にウクレレのイベントがあり、アウトレット品販売の出店も多いと聞いたので、ちょっと見てきます。見てくるだけだから!」と書いた前々回

 東京・調布にあるHolo Holo Cafeで開催しているワークショップでウクレレの初歩の初歩を習ったところ、ほんの少しですが弾くことができました。少しとはいえ弾けるとなると楽しくて、続けてみたくなります。

 ただ、このときのウクレレはお店からお借りしたレンタル品。続けるなら家でも練習したくなりますが、家にある激安のウクレレはお値段なりの造りで、実用品というよりは飾り物といった感じです。そのため、ちょっといいウクレレが欲しくなってしまったというわけです。

 趣味は何か一筋という方も多いと思いますが、ワタシの場合、ミリタリーや模型、車、バイク、植木、アウトドア、サバゲーなど興味があることがたくさんあり、夢中になっている物はコロコロと変わります。そしていま夢中になっていることに関しては、やたらとお店やイベントに行きたくなったり、本を買ったりしたくなります。今回趣味に追加されたウクレレもまさにそれ。もうイベントに行きたくて仕方ありません。

 というわけで横浜で開催されたイベントに行き、暑い中ブースを見て回りました。好きとなるとその程度の労力はまったくいとわなくなるワタシ。その日もグルグルと3周も4周も回りました。もちろん見るだけで収まるわけもなく、買う気満々です。

横浜の赤レンガ倉庫で開かれたウクレレのイベント。ウクレレのショップや飲食のブースがたくさん出ていて、盛況でした

4割引のアウトレット品をゲット!

 ウクレレの価格って全然わからなかったのですが、カフェのオーナーさんからは2万円ぐらいは出した方がいいと言われていたので、そのあたりを探してみました。5~6万円ぐらいから10万円超えという物が多い中、2万円台の物もチラホラ。

 そしてとあるブースで見つけたのが、傷やエラーがあるため大幅値引きというアウトレット品です。ソプラノとコンサートがあって、ソプラノは2万円、コンサートは2万2000円。いずれも定価の4割引ぐらいで、定価で2万円と考えていたので遥かにいいランクです。

 ウクレレには4つのサイズがあり一番小さいのがソプラノで、コンサートはひと回り大きくなります。店員さんに聞いてみたところ、ソプラノは少しぶつけた痕があり、コンサートの方は弦を支える溝が掘られたナットという部品が少し浮いているとのこと。部品の幅が少し大きいため一部が浮いているだけで、きちんと固定されているし音色には影響がないとのことでしたが、ちょっと気になってしまいます。ワタシは手が大きめなのでコンサートがいいなと思っていたため、悩みどころです。

 ナットのエラーはただの傷じゃないし、買うならコンサートサイズがいいしと数分悩んだ挙げ句、むむむとなって一旦ブースを離れたのですが、やっぱり気になって再度見に行きました。手に取ってまじまじと見ていたら、ほかにもまだあるというじゃないですか。まじですか!? 早く言ってよー(笑)

 2本出してくれて、いずれもヘッドに傷があるとのこと。ただ、工場から傷やエラーのコメントとともに届くため、詳細は店員さんにもわからないらしいです。で、店員さんと一緒に見てみたら、1本は擦れたような小さい傷があったのですが、もう1本は明確な傷は発見できませんでした。

 もしかするとナットにある薄い傷がそれかもしれないとのことでしたが、見てもよくわからない程度の傷ならないも同然なので、じゃこれもらいます! と即買いです。

 購入したのはBIG ISLANDのMT-CTSというモデルで、調べてみたら2015年の12月にリリースされた"HONU マホガニーシリーズ"という新しいシリーズでした。

購入したウクレレ。BIG ISLANDのMT-CTS

中のラベル。2015年11月製造のようです

 BIG ISLANDは元々楽器メーカーにハワイのコア材を供給する会社だったのですが、2005年からメーカーにもなったそうです。ベトナムの会社に製造を頼んでいるとのことで、ワタシのもベトナム製と思います。

 シリーズ名の"HONU"はそのままホヌと読み、ハワイ語でウミガメを意味するそうです。これまでのHONUシリーズではハワイ産のコア材を使っていたのですが、よりリーズナブルにということでマホガニー材が使われています。マホガニーの特徴は暖かみがありながら軽快な音色とのことですが、ワタシの耳にはその違いはわかりません。

 ただ、響きがいいというかよく鳴るというか、いい音だなぁと感じました。ひと回り大きいコンサートサイズなので、音量が大きくて深みがあるのかもしれません。

よく見るウクレレよりひと回り大きいコンサートサイズです

ボディーはマホガニー材。コア材のような美しい木目ではないですが、質感は悪くありません

 丸っこくて特徴的な形をしたヘッドには、シリーズの名前にもなっているウミガメのロゴが入っています。実はこのウクレレを選んだ理由のひとつがこのヘッド。ユルい感じ形とロゴがなんとなくハワイっぽくて気に入ったのです。ぽろろんと弾いてみたものの、正直ワタシのようなド初心者には音の良し悪しなんてよくわからないので、見た目と価格で決めました。

 上位のお高いモデルではパール貝が埋め込まれているそうですが、ワタシのは彫り込まれて彩色されているだけです。派手さはないですが、それはそれで素朴な感じがして気に入っています。また、ホヌシリーズの売り上げの一部はウミガメ保護の基金に寄付されているそうで、そんなところもお気に入り。

変わった形のヘッド。”ホヌ”ことウミガメマーク入り

  ヘッドには、弦のチューニングをするペグが付いています。ソプラノサイズのウクレレでは、ヘッドの裏にツマミが付いていて弦を巻き取る部分を直接回すタイプが主流です。軽量・安価で素早く回せるというメリットがありますが、ヘッドを固定しているネジが緩んでくるとチューニングがズレてしまいます。

 コンサートより大きいサイズでは、ツマミが横に付いていてギアが入っているタイプが多く、緩みにくいためチューニングが安定しているのが特徴です。ワタシのもギアタイプです。

ペグは緩みにくいギアタイプ

 バッグもセットですと言われ、オマケ的なペラペラなヤツを想像したのですが全然そんなことありませんでした。あとで調べたらHONU マホガニーシリーズ専用のバッグとのことで、クッションがしっかりしていて底面には保護パッド付き。リュックのように両肩に背負えるショルダーベルトも付いているので、移動時も楽チンです。

付属品にしてはしっかりとしたバッグ。買わずにすんじゃいました

 激安ウクレレにはボヘーっと鳴るチューニング用の笛が付いていたのですが、キーは合っていても音が低いため合わせにくいことこの上ない感じ。iPhoneのチューナーアプリは周囲の音を拾ってしまうのが難点です。

 振動を拾うチューナーがいいんだけど高いからなぁと思いつつ検索してみたら、あれあれ1300円ちょっとじゃないですか。昔はもっと高かったような記憶があったのですが、これなら即買いです。

 スッとしたデザインのスタイリッシュなのもあったのですが、いかにもなヤシの木が描かれた物にしました。クリップでヘッドに取り付けたら、弦をはじくだけで勝手にどの弦かを判断して高低を教えてくれます。超便利!

ウクレレ用チューナーを購入。ビーンと弦を弾いて緑のランプだけが着けばオーケーです。これはちょっと低い

 翌週、買ったばかりのウクレレを抱えて、またカフェのワークショップに参加してきました。スイーツとドリンクがつくので、今回はハワイの伝統的なデザート『ハウピア』をオーダー。ココナッツミルクでできたモチモチとしたお菓子で、プルプル系スイーツが大好きなワタシには最高のデザートでした。

Holo Holo Cafeの1階

ウクレレワークショップは2階で

ハワイのデザート『ハウピア』。杏仁豆腐みたいな感じ?

 子どものころにピアノを習っていたのですが、家では全然練習しなかったため、先生のところに行ってもやり直しの連続。当たり前ですよね。いまさらながら反省し、毎日ぽろんぽろんと弾くようにしています。まだとっさに押さえられないコードがあって、ゆっくりでしか弾けなかったりしますが、いつかは軽快に弾けたらいいなと思います。練習がんばろう。ぽろろ~ん。

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