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NECとインテル、無線基地局機能を汎用サーバで実現

2016年08月16日 16時59分更新

文● 山口

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 NECは8月16日、米インテルと共同で従来専用機で実現されていた無線基地局の機能を汎用サーバ上のソフトウェアで実現する「NFV C-RAN(Cloud-RAN)ソリューション」を開発したと発表した。

 このソリューションは、NFV(インターネット機能の仮想化)で実現された無線基地局のデータ処理を行なう集約基地局(CU)と、電波の送受信を行なうリモート局(DU)で構成されている。CUが複数のDUを集中制御することで、無線ネットワークの効率的な運用に貢献。また従来CUが行なっていた処理の一部をDUが行なえるようにすることで、CUとDUでやりとりするデータを10分の1以下に削減可能という。このため、CUとDUを結ぶネットワークが小容量でも従来と同水準の通信性能を実現し、5Gに求められる高速大容量・超低遅延のネットワークを低コストで構築可能とのこと。

 なお両社は、8月16日から18日にサンフランシスコで開催される「Intel Developers Forum2016 (IDF2016)」において、NFV C-RANソリューションの動態デモを実施してその有効性を紹介するという。

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