「SSDNow UV400」の480GBモデル
「SUV400S37/480G」はコスパ優秀
Marvell製コントローラー「88SS1074」に、DRAMキャッシュの搭載や高級感ある金属筐体。そしてキャッシュあふれはあるものの、十分なパフォーマンスを発揮した「SSDNow UV400」シリーズの480G「SUV400S37/480G」。
秋葉原の最安価格も1万2380円(サハロフ佐藤のアキバ定点観測 8月13日調査分調べ)と、なかなか魅力的になっている。
DRAMキャッシュレスやNANDフラッシュメモリーへのアクセスチャンネル数が“2”のコントローラーを採用するエントリーSSDが増えているなか、「SUV400S37/480G」はパフォーマンスも価格面も優秀と言えるだろう。
なお、今回は売れ筋容量となっている240GBモデルの「SUV400S37/240G」はテストしていないが、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店が店頭に掲示しているスタッフが試した「CrystalDiskMark 5.1.2」の結果を見るに、480GB「SUV400S37/480G」との大きな違いはランダムリード・ライトのパフォーマンスで、「SUV400S37/240G」は200MB/sec台になるようだ。
気がつくと巨人メーカー対決に……
まったく意図していなかったのだが、気がつくと、メモリーモジュール生産メーカーの巨人Kingstonと、フラッシュメモリーの開発も行なっているフラッシュメモリー関連製品の巨人SanDiskのエントリーSSD対決が実現していた。
SanDiskのエントリーSSD「SSD PLUS」の結果は、「コスト重視のPC自作に狙い目のSanDisk SSD PLUS」を参照してもらいたいが、パフォーマンスは「SUV400S37/480G」が圧勝。その上、「サハロフ佐藤のアキバ定点観測 8月13日調査分」では、最安価格が同じになっている。
もちろん、PC自作の初心者も知っているだろうSanDiskのネームバリューや、「SSDNow UV400」を上回る175万時間のMTBFといったSanDisk「SSD PLUS(J26/J26C)」の強みもあるわけだが、それ以外にも「SSD PLUS(J26/J26C)」のメリットはある。
それが消費電力の低さだ。一応、省電力スリープ機能「DevSleep」をサポートしてる点が上げられるが、換装したノートPCで有効になるかは、かなり微妙。
実際に電源供給をACアダプターに変更し、アイドル時と容量5.89GB(ファイル数145)のデータをコピー(書き込み)した際の消費電力を「Watts up? Pro」で計測した結果は以下の通り。
SanDisk「SSD PLUS(J26/J26C)」の480GBモデル「SDSSDA-480G-J26」のアイドル時は、ACアダプターの待機消費電力1.3Wから+0.1Wとなった1.4W。コピー時は最大でも3.3Wと、Kingston「SSDNow UV400」の480GBモデル「SUV400S37/480G」を最大1.4W下回っている。
実際にノートPCに搭載し、バッテリー駆動時間を比較していないので、どの程度、バッテリー駆動時間に影響するか分からないが、ノートPCのSSD換装を考えているユーザーにはSanDisk「SSD PLUS(J26/J26C)」の消費電力の低さは、アドバンテージになるだろう。
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