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中国MaipouのLightningイヤフォンはベーシックになるか

2016年08月13日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 ウワサによると、次期iPhoneではイヤフォン端子がなくなるとか、なくならないとか。その次期iPhoneももうじき発表。9月の◯◯日に登場か? などとウワサが具体的になってくると同時に、イヤフォン端子の廃止を裏付けるような流出画像も出回っております。

 たとえばLightning端子付きの付属イヤフォンのようなもの、イヤフォン端子が存在しないiPhoneのモックのようなもの。どれも現時点ではすべてウワサですから、不確定情報には惑わされないようにしたいものですが、そんなことを言っている端から、Lightning接続のイヤフォンもポロポロと登場しているから困ったものです。

 そうした製品のひとつが、中国のMaipou(マイポウ)ブランドのLightningイヤフォン「son1600」。国内での取り扱いはe☆イヤホンで、7月30日より1万2000円で販売されています。惑わされないようにしたいとは思いますが、徐々にXデーが迫っている気がしてきた今日この頃、今回はこのイヤフォンを試してみましょう。

いま注目のLightningイヤフォンとは

 ウワサのように3.5mmステレオミニプラグがiPhoneから消滅するとすれば、その代替として挙げられるのが、まずBluetooth、そしてLightningです。Bluetoothは大抵のイヤフォンメーカーがラインナップに持っているので、ここでの注目はやはりLightningということになります。

 いままでのイヤフォンとの違いは、DACアンプ内蔵が基本になること。Lightning端子からイヤフォンを直接駆動できる信号は出ていませんが、デジタルのオーディオ信号が出ているので、これをアナログ信号に変換して増幅するわけです。それらを駆動する電源はiPhoneから供給されるので、イヤフォン側に電源を持つ必要はありません。

 そのメリットをわかりやすく形にしたのが、以前レビューした「JBL REFLECT AWARE(2万6870円)」です。ノイズキャンセル機構を内蔵しながら、バッテリーを収めるコントロールボックスを排除。通常のカナル型イヤフォンと大差ないサイズと使い勝手を得ています。

 今回のson1600は、DACアンプだけのシンプルなLightningイヤフォンですが、DACアンプはリモコン部に収めてコンパクトにまとまっており、差し込む端子が違うだけで、通常のリモコン付きイヤフォンと使い勝手は変わりません。

 デメリットとしては、Lightning端子をふさいでしまうので、モバイルバッテリーとは併用できないこと。これについては、次期iPhoneにiPad Proで採用されたSmart Connectorが採用されるというウワサがあり、それに対応するモバイルバッテリーが登場すれば問題解決ですが、いまのところ、そんな外付けバッテリーは登場していませんし、Smart Connector採用も単なるウワサに過ぎませんので、念のため。

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