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『魔法少女?なりあ☆がーるず』の生でアニメをつくるさまに潜入

20万円のモーキャプが、“アニメの現場を変えるさま”を体験

2016年08月16日 18時00分更新

文● MOVIEW 清水 編集●ASCII

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 現在放送中のTVアニメ『魔法少女? なりあ☆がーるず』(以下なりあ☆がーるず)。その制作方法は非常にユニークだ。「生でアニメをつくるさま」(アニさま)として、収録風景をネット配信で生中継。視聴者の意見を吸い上げながら撮影を続け、編集を加えた後、数日後に地上波で放送する。

収録の様子自体を生配信、数日で編集して地上波で放映

 この独特の制作・放送形態の実現に一役買っているのが『KiLA』(きぐるみライブアニメーター)と呼ばれるシステム。モーションキャプチャーを使って、取り込んだキャストの動きを、複数の3Dキャラクターに反映し、リアルタイムで映像を作れるものだ。仮想空間内にアングルの異なるカメラを多数設置でき、その映像を切り替えながら、ライブ配信できる点が面白い。

 説明を聞いて、ものすごく高価な設備を想像する読者もいるかもしれない。モーションキャプチャーといえば、最近では野村萬斎さんがゴジラの動きを演じたことでも話題となった。一般的には数百万、数千万の投資が必要となる導入のハードルが高いシステムである。

PERCEPTION NEURON

 しかしKiLAでは、NOITOMが開発した『PERCEPTION NEURON』に、自作パソコンなどを組み合わせることで、驚くほど安価なシステムを構築できた。PERCEPTION NEURONの価格は、1セット20万円ほど。3人同時に使用しても60万円程度で収まる。「KiLAを使用することで、30分アニメ1~2話分程度の予算で1クール12話分の番組を作ることができる」という触れ込みだ。

 PERCEPTION NEURONでは、“NURON”と名付けた、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計を備えたIMU(慣性計測装置)を32個使用。これを肩や腕、脚などに装着し、センサーの動きを検出。その情報をWi-FiやUSB経由でPC上のソフトに送信し、関節の動きを再現していく。光学式のモーションキャプチャーとは異なり、大きなスタジオやマーカーを撮影するカメラも不要だ。小規模なスタジオや個人レベルでも使うことができる先鋭的なモーションキャプチャー製品と言える。

©なりあ☆がーるず製作委員会

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