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T教授の「戦略的衝動買い」 第390回

超高感度で“闇夜のカラス”も見えそうな「スマカメアウトドア」を衝動買い!

2016年08月03日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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LANと電源をケーブル1本で接続できる

QR300の背面には、簡単設定を行なう個体番号(UID)と初期パスワードが書かれている。この2つを使うことで2~3分で認証、設定作業は終了する。NAT超えやDDNSの悪夢を知ってる世代には驚異的な簡便さだ

QR300の背面には、簡単設定を行なう個体番号(UID)と初期パスワードが書かれている。この2つを使うことで2~3分で認証、設定作業は終了する。NAT超えやDDNSの悪夢を知ってる世代には驚異的な簡便さだ

 今回のように有線LANケーブルによる接続であっても、スマカメシリーズは、名前の通り、スマホからインターネット経由でP2P接続して映像を見るには、「PLANEXスマカメ」アプリを事前にスマホ側にインストールしておく必要がある。

まずはPLANEXスマカメをスマホに導入、アプリ起動して、QR300背面に記述されているUIDと初期パスワードを入力すればすぐに使える。UIDはQRコードを読み取るだけなので超簡単だ

まずはPLANEXスマカメをスマホに導入、アプリ起動して、QR300背面に記述されているUIDと初期パスワードを入力すればすぐに使える。UIDはQRコードを読み取るだけなので超簡単だ

実際に仮設置したQR300を室内から見てみた。丁度、雨の日だったので防雨のIPX3のテストもできた(^^)

実際に仮設置したQR300を室内から見てみた。丁度、雨の日だったので防雨のIPX3のテストもできた(^^)

 QR300を屋外に仮設置する前にスマホとQR300との連携動作はやっておきたい。連携動作のための設定が無事終わって、自分のスマホからQR300の映像が確認できたら、事前の作業は終了だ。

QR300を屋外から捉えてみた。ビルの背景カラーと異なるので黒いQR300は目立つが、夜になるとまったく見えない。あくまでテスト仮設であり今後は移動の予定

QR300を屋外から捉えてみた。ビルの背景カラーと異なるので黒いQR300は目立つが、夜になるとまったく見えない。あくまでテスト仮設であり今後は移動の予定

 続いてQR300の屋外設置に移ろう。一般的に、マンションなどのアルミサッシの枠とスライド式の窓との間はほとんど隙間がないようにも見えるが、実際に薄型のLANケーブルを挟んでみたところ、意外と無理ではなさそうだった。

 現在は最終的な位置決めための仮設なので、スタンドキットも厚めのクッション性のある両面テープで出窓下のアルミサッシに仮固定してみた。

 QR300はロック機構のあるRJ45プラグで固定され、そこそこ丈夫なイーサネットケーブルで接続してあるので、もし両面クッションテープが剥げてもQR300の落下の危険性は少ないだろう。しかし、念のためにQR300を市販のPPテープを使って出窓の手すりにくくって固定し、安全を確保した。

 ここで自宅の外に出てQR300の仮設状況を見てみた。本体がブラックなので昼間は目立つが、逆に夜はまったく見えない感じだった。

実際の日の入り後の、人間が最も見づらい時間帯にアプリから見たところを画面キャプチャーした様子

実際の日の入り後の、人間が最も見づらい時間帯にアプリから見たところを画面キャプチャーした様子

スマホを横位置に持って、現在の視野を横表示してみた。5インチ前後のスマホ画面ではより木目細かな映像として見える

スマホを横位置に持って、現在の視野を横表示してみた。5インチ前後のスマホ画面ではより木目細かな映像として見える

完全に日が暮れた20時頃、歩道の街灯があるのでまったく問題なく見える。ほとんど人間が眼で見たままのカラーリングで見えるのがグッドだ

完全に日が暮れた20時頃、歩道の街灯があるのでまったく問題なく見える。ほとんど人間が眼で見たままのカラーリングで見えるのがグッドだ

 QR300の撮影画像は、“ムーンライトカメラ”のニックネームでもわかるように、日の入り後の最も見づらい時間帯でも極めて鮮明なカラー画面を提供してくれる。

 夜間は、より微細な光でも実用度の高いカラー画像を提供してくれ、より明るい街灯の灯りなどがある歩道や車道なら、ほぼその時間帯に人間の目で見たかのような雰囲気の自然なカラー映像を表示してくれる。

筆者は、最初のスマカメを導入した2年前から使っているスマカメアプリにカメラの追加をして新しくQR300(最下段)を加えて5台のスマカメを自由に切り替えて見ている

筆者は、最初のスマカメを導入した2年前から使っているスマカメアプリにカメラの追加をして新しくQR300(最下段)を加えて、5台のスマカメを自由に切り替えて見ている

 スマカメシリーズはすべての機種で同じアプリを使用するので、実際には筆者の場合は、すでに前回のスマカメ機種の時に導入済みのアプリを使用した。カメラの追加を行なうことで、従来から使用しているカメラの最後尾に今回のQR300が加わる形となる。

 曇天の薄暗い時でもQR300の表示映像は、人工着色のようなおかしなカラー映像ではなく、まさに人間が見るかのような自然なカラー映像を提供してくれるところがなかなか素晴らしい。

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