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スタイリッシュなデザインと使い勝手のよさが魅力

カメラの位置に注目、狭額縁を生かしたレノボ「ideacentre AIO 510S」のアイデア

2016年07月28日 10時16分更新

文● 石井 英男 編集●ASCII

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液晶周囲の額縁部分が狭いことが魅力

ノングレアタイプのIPS液晶を搭載

 液晶周囲の額縁部分が狭いことがウリであり、画面をより広く感じられるだけでなく、デザイン的にもボーダーレスで美しい。視野角の広いIPS液晶を採用しているので、斜めから見ても色の変位がすくない。液晶サイズは23型で、解像度は1920×1080ドットのフルHDである。液晶表面はノングレア仕上げになっているため、外光の映り込みがすくなく、長時間使っていても目への負担が小さい。コントラストや輝度も高く、視認性は優秀だ。

Core i5-6200Uと8GB DDR4メモリを搭載

 PCとしての基本性能も満足できる。ideacentre AIO 510Sは、搭載CPUやメモリーの違いによって、上位モデルと下位モデルに大別され、さらに「外付けDVDスーパーマルチドライブ」と「Office Home & Business Premium プラス Office 365サービス」の付属の有無で、合計4モデルが用意されている。

 今回試用した製品は、上位モデル(外付けDVDスーパーマルチドライブとOfficeなし)で、CPUとして第6世代のCore i5-6200U(2.30GHz)が搭載されている(下位モデルはPentium 4405U搭載)。メモリーはDDR4で、容量は8GBである(下位モデルは4GB)。ストレージとしては、2.5インチ1TB HDDが搭載されている(上位モデルも下位モデルも同じ)。SSDに比べると性能面では不利だが、その代わり容量が大きいので、高解像度写真や動画など、サイズの大きなデータも多数保存できる。

ウェブカメラやUSBポートがポップアップする

ウェブカメラとUSB 3.0×2が本体下部から飛び出す仕組みになっている

 通常のノートPCや液晶一体型PCでは、ウェブカメラやマイクは液晶上部に搭載されているが、ideacentre AIO 510Sでは、額縁部分を狭くするために、ウェブカメラを液晶下部に配置し、使わないときには本体に収納できるようになっている。セキュリティなどの問題で、ウェブカメラを無効にしたい場合もあるが、その場合はウェブカメラを収納しておけばいいので、カメラに目隠しシールを貼るといった手段よりもスマートだ。ウェブカメラは1080p対応で、ビデオチャットなども高画質で行なえる。

ウェブカメラを使わないときには、本体にスマートに収納できる

 ウェブカメラの両サイドには、USB 3.0が1基ずつ用意されており、背面とあわせて合計4つのUSB 3.0を利用できる。ウェブカメラ部分は、手で軽く上に押すことで飛び出す仕組みになっており、収納する際も再び手で押し込むだけでOKだ。

ワイヤレスマウスも独特のデザイン

2.4GHz帯無線方式のワイヤレスキーボードが付属。Enterキーや「¥」キー、「ろ」キーなどの横幅がやや小さいことが気になるが、キータッチは良好だ

 無線方式のワイヤレスキーボードとワイヤレスレーザーマウスが付属する。Bluetoothではなく2.4GHz帯独自方式なので、利用の際はUSBレシーバーを本体のUSBポートに装着する必要がある。ワイヤレスキーボードはテンキー付きだが、Enterキーや「¥」キー、「ろ」キーなどの横幅がやや小さいことが気になる。

 ワイヤレスレーザーマウスは、中央が浮き上がった、横から見ると「へ」の字のような独特のデザインだが、軽くて操作しやすい。また、上下スクロールホイールは、物理的に回転できるホイールではなく、タッチセンサーとなっている。

2.4GHz帯無線方式のワイヤレスレーザーマウスが付属。中央が浮き上がった独特のデザインで、上下スクロールホイールは、物理的なホイールではなく、タッチセンサーとなっている

ワイヤレスレーザーマウスの内部に、USBレシーバーが収納されている。キーボードとマウスを使う際には、USBレシーバーを本体のUSBポートに装着する必要がある

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