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日本版も今週末サービス開始のZero Latency、本場で体験するとこんな感じ

2016年07月24日 17時00分更新

文● 黒岩里奈

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 この夏、日本に上陸した“ZERO LATENCY VR”(ゼロ・レイテンシーヴィーアール)。VRを活用した6人同時プレーが可能なアトラクションだ。メルボルンでβ版の営業を開始して約1年。現地では、その圧倒的な没入感がSNSの口コミを通じて拡散。現地ではものすごく盛り上がっているらしい。

 なんかすごそう……ではありますが、実際のところはどうなのか? 知ってる人いないかな~と思っていたら、意外なところにいました。社内。というわけで、メルボルンでVR体験してきた黒岩さんに、実際のところどうなのか? という感想を聞いてみました。

 以下どうぞ!!

ギークな皆さんの“注目の的”でした

 メルボルン市内中心部から車で約15分。閑静な住宅地の中心にひっそりと佇む倉庫のような建物の中に、Zero Latencyはありました。

 中に入るとモニターに囲まれた受付スペースとなっており、お揃いのTシャツを着た気のいいお兄さん達に即されるまま、PCに自分の名前や身長などを打ち込んで受付終了。

 ちなみにその日集まっていた客はほぼエンジニアで、アジアからの旅行客が多かったです。明らかにギークなオーラをまとった皆様で、「我々はこのために世界中からはるばるメルボルンまで集ってきたんだな…」と既に謎の親近感を抱きます。

 そして突然鳴り響く女性の大絶叫。どうやら受付スペースからカーテンを挟んで向こう側はすぐにプレイスペースとなっているようで、前タームでプレイしている人たちの声が聞こえるよう。その叫びのあまりの生々しさに、若干の恐怖を覚えつつ否が応でもゲームへの期待が高まります……。

 ゲームについての簡単な説明を受けた後に(英語が苦手でもシンプルなルールかつ説明が上手なのでなんとかなる)、待望の機材を装備。オキュラス(DK2)、マイク付きヘッドホン、それらを繋いだPC(4キロ程度)で1セット。これをリュックのように背負いこみ、準備完了です。

オキュラスを使って、独自にシステムをカスタマイズ

 各々機材を持ったまま、カーテンの向こう、プレイスペースへ誘導されました。コンクリート打ち放しの体育館のような空間が広がっています。思っていたよりも広い!10m×20mくらいでしょうか。

 オキュラスをここで装着し、いよいよ銃を渡されます。VR画面にはほかの5人のキャラクターが表示され、実際の銃の受け渡しとともに、次々にキャラクターも銃を装備。

 天井にかなり多くのカメラが仕込んであり、銃の位置と向きをカメラがキャッチして、特定されます。VR上の画面では、自分の体の前に銃が表示され、感動の瞬間です。

 当然ですが歩き回るとVR世界の中に反映され、いまだかつて体験したことのない感覚に、動悸が止まらなくなってきました。

 最初は6つの的が並んだ射撃場の画面となり、それぞれの的には予め登録された名前が掲げられていました。自分の名前が表示された的に発射することで、VR上のキャラクターと実際のプレイヤーの名前を一致させる仕組み。なかなかよくできています。

(ちなみにここで自分のものでない的を誤って撃ってしまうと、1時間ずっと他人としてプレイせざるを得ず、なかなか辛いものがあります…特にゲームセット後の結果表示のときにいまいち盛り上がれないのが悲しい)

 ひとしきり練習が終わると、いよいよ本戦へ。6人がチームとなり、ひたすら襲ってくるゾンビを無心で撃ち続けながら、チェックポイントを目指し進みます。1回のステージはだいたい5分程度で、徐々に難易度が上がっていく構成。

 ゲームとしてはシンプルながらストレスのない構成という印象でした。グラフィックはやはり結構粗いものの、ゾンビの造形や世界観などはきちんと作り込まれていてナイスです。ヘタウマなゾンビが背後から襲ってくると結構不気味で怖い。

 各ステージも、エレベーターに乗ってみたり、吊り橋を渡らせてみたり(横から扇風機で風を送られているので、VRの映像と合わせると本当に揺れているように感じる)と細かい工夫が光っていました。実際の壁は侵入危険エリアとして表示され、これらのエリアや他のプレイヤーに近づきすぎるとアラートが発せられる仕組みでした。移動速度が速すぎると同様にアラートが発せられたりと、安全性もちゃんと設計されています。

 全てのステージをクリアして、ゲームセット。あっという間の45分でしたが、終わってみて気づくと全身汗びっしょりで腕が痛い。「あぁ、わたし街を救うためによく戦ったな…」とひとり感慨にふけります。

 最後にそれぞれの成績をモニターで確認して、互いに健闘を称え合い、解散となりました。

感想:ひとことで言うなら、めちゃくちゃ面白かった!!

 いやー、めちゃくちゃ面白かったです。かなりの没入感があり、思わず最後は気づくと奇声をあげてゾンビを威嚇しておりました。もちろんグラフィックなど改善点はまだまだあるとは思うのですが、全く未知なる体験をしたという充実感があります。

 ゾンビから隠れるためにしゃがんだり、背後から襲われたりと、360度フルモーションVRならではの楽しみが溢れていました。チームで戦うところもポイントが高く、ヘッドホンに付いたマイクを通して声を掛け合ったり、襲われそうな仲間を救出したりと、リアルな緊張感も味わえます。

 正直、訪れるまでは新しいゲームを体験したいという軽いノリでしたが、実際にはもうなんだか自分が今迄築いてきたゲーム観をぶち壊されるくらいの衝撃がありました。その日の晩は永遠に襲ってくるゾンビにうなされましたし。

 Zero Latencyも遂に日本上陸とのこと。通ってしまうであろう自分にいまから不安です……。

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