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自動運転活用の実用実験プロジェクト「ロボネコヤマト」が始動

2016年07月21日 08時46分更新

記事提供:通販通信

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image (株)ディー・エヌ・エーとヤマト運輸(株)は20日、自動運転を活用した次世代物流サービスの開発を目指し、実用実験プロジェクト「ロボネコヤマト」を2017年3月から開始すると発表した。

 
 DeNAは、インターネットサービスのノウハウと自動運転技術を連携させ、新しい道路交通サービスの開発や、私有地向けの移動サービスの提供を進めてきた。同プロジェクトでは、DeNAの自動運転関連サービスとヤマト運輸の物流ネットワークを組み合わせ、利便性が高く、自由な生活スタイルを実現する物流サービスの開発を目指す。今後はさまざまな事業者の参画も視野に入れ、オープンなプロジェクトとして展開する。

 同プロジェクトの実施期間は1年間で、国家戦略特区から実施する地域を検討する。実用実験では、利用者のニーズに応えられているかどうかの検証と、利用時の要望などを収集する。自動運転を導入した配送も展開する予定。実験するサービスは、「オンデマンド配送サービス」と「買物代行サービス」の2種類となる。

 「オンデマンド配送サービス」は、利用者が希望する時間・場所で荷物を受け取ることができるサービスで、ヤマト運輸の専用車両が自動運転を活用して配送する。対象は自宅で荷物を受け取りにくい共働きの夫婦や一人暮らしの人。スマートフォンで荷物の現在地や到着予定時刻も確認できる。

 「買い物代行サービス」では、利用者がインターネットで購入した商品を、地域の複数の店舗でピックアップし、オンデマンド配送サービスで一括して届ける。対象は小さな子供を持つ家庭や高齢者。両サービスともに、荷物の保管ボックスを設置した専用車両が配達する。

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