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部屋用ノイズキャンセル機器「Whisper」は格安物件の味方?

2016年06月29日 10時30分更新

文● 南田ゴウ

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 不動産物件の紹介では「閑静」という単語がよく見られるように、部屋探しの際は周囲の騒音の有無が気になるもの。騒音が多い物件では就寝時に耳栓を使う、ノイズキャンセル(NC)ヘッドフォンを利用するといった対策もありますが、つねに耳栓やヘッドフォンを着用しているわけにはいきません。

 遮音シートや防音マット、防音カーテンなどによる騒音対策もひとつの手ではありますが、どれだけ効果があるのか購入前にわかりにくく、それだけコストもかかるのが悩みどころ。騒音でストレスをため込んでしまうと、自宅で過ごす優雅な休日も台無しです。

部屋用ノイズキャンセルユニット「Whisper」

 クラウドファンディングKickstarterで資金調達中の「Whisper」は、騒音源側にある自室の窓ガラスやドアに貼り付けて使う部屋用ノイズキャンセル機器。部屋の最大推奨サイズは60平方メートルで、屋外側のユニットが拾った騒音の逆位相の音を屋内側のユニットが出力することで200Hz~140000Hzのノイズをキャンセルする仕組み。2017年11月出荷予定のファーストバッチの価格は414豪ドル(プレミアム版:約3万1500円)で、日本までの送料は+54豪ドル(約4100円)。

 「Whisper」の屋外ユニットはソーラーパネルを搭載し、屋外だけでなく屋内ユニットにもワイヤレスで給電。屋内ユニットにはUSB充電端子があり、USB充電時に屋外ユニットにもワイヤレス給電されます。屋内ユニットのタッチセンサーはオンオフの加えてBluetooth接続に切り替え可能。スマホなどをBluetooth接続すると、ワイヤレススピーカーとして使うこともできます。なお、1.8メートル以上の高所で使う際には、落下防止用のセーフティーロープの装着が推奨されています。

 角部屋など騒音源が2方向ある場合は、2台の「Whisper」を使うことでより効果的にノイズをキャンセルできます。駅近の格安物件に引っ越したはいいものの、契約時には気付かなかった屋外の騒音に悩まされている方には、かなりグッとくるガジェットではないでしょうか。


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