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火花や海外ドラマのキャストが集結! 特別プレゼン&イベントが開催

「火花」も人気! Netflixの日本タイトルが海外で観られる理由とは

2016年06月28日 13時43分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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Netflixの特別プレゼン&イベントが開催。豪華キャストも集結した

 オンラインストリーミングサービスを提供するNetflixが、6月3日よりオリジナルドラマ「火花」を全世界で全10話一挙にストリーミング配信を開始した。

 6月27日には、共同創業者 兼 CEOのリード・ヘイスティングス氏やチーフ・コンテンツ・オフィサーのテッド・サランドス氏が来日。Netflix Japan 代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏と共に、ニコファーレで開催された特別プレゼン&イベントに登場した。

ダイアルアップ接続だった頃から、高速なインターネットは実現すると思っていた

共同創業者 兼 CEOのリード・ヘイスティングス氏

 共同創業者 兼 CEOのリード・ヘイスティングス氏はNetflixについて「19年前にNetflixを創業してから10年間は、DVDを郵送する事業を展開していました。まだ速度が遅いダイアルアップ接続でしたが、そのころからストリーミング配信ができる高速なインターネットが実現するだろうと思っていました」と説明。

 続けて「Netflixは、どこまで観たのかクラウド上にブックマークされるので、デバイスを変えても続きから観ることができます。また、テレビではスタンダードな画質からハイビジョンに上げるのが難しく時間がかかったのですが、インターネットであればすぐに対応可能で、4Kコンテンツも用意できるなど、インターネットの柔軟性には素晴らしいものがあります」と話した。

 また、日本での感触について「日本では2015年から配信を開始しましたが、日本のどこでも高速なウェブ通信ができて驚きました。また、日本はテレビに強い関心がある国でもあると思っています。Netflixは、日本では標準画質では650円/月で利用でき、無料で試すこともできます。ストリーミング配信なので、ほかの国に遅れて配信を開始するということもなくなります。Netflixを通じて世界のクリエイターたちが作り出した作品を楽しんでいただきたいです」と語った。

「火花」や「テラスハウス」は世界中で観られている

チーフ・コンテンツ・オフィサーのテッド・サランドス氏

 チーフ・コンテンツ・オフィサーのテッド・サランドス氏は、Netflixで配信するコンテンツについて「我々は数年前からオリジナルプログラムを作り始め、エミー賞やオスカーでもノミネートされました。現在もドラマやドキュメンタリーの新作を制作中で、アンジェリーナ・ジョリーやブラッド・ピットが手掛ける作品や、ウィル・スミス主演の作品も用意する予定です」とコメント。

 また、日本のコンテンツについて「『火花』や『テラスハウス』は世界中で観られており、世界有数のテレビ番組と肩を並べるコンテンツになっています。これはストリーミング配信だからできたことだと思っています。Netflixは、自由に制作する環境を整え、ワクワクするような番組を作り出すとこを目指しています」と述べた。

アメリカでテラスハウスについての記事を見かけるようになった

Netflix Japan 代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏

 Netflix Japan 代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は「我々は、世界各国のすばらしいクリエイターと共に、コンテンツをお届けしたいと考えています。日本では、フジテレビと共にテラスハウスや『アンダーウェア』を全世界で配信しています。これらの作品は、台湾、香港などアジアだけでなく、アメリカやヨーロッパの視聴者たちも観ています。アメリカでは、テラスハウスについて書かれた記事をみかけるようになりました」と話した。

 続けて「とてもうれしいことですが、まだ序章でしかありません。日本のアニメは世界中で最も広がっている作品ですが、まだまだ広がると考えています。視聴者の好みを解析してオススメ作品を紹介するレコメンド機能により、『シドニアの騎氏』や『亜人』など日本のアニメ作品を観たことがない人たちにも届けました」と述べた。

 さらに、火花について「火花全10話が190ヵ国で同時配信され、HDRでも配信を予定しています。火花は、映画のように撮影されており、原作の世界観を見事に作り上げたクリエイターはすばらしいです。日本の“お笑い”という文化に魅力を感じる人や、物語に共感する人など、火花の色々な側面に魅力を感じる人がいると思います。こちらもレコメンド機能により、日本のドラマを観たことがない人に届き、これまでにない機会を与えられるということにワクワクしています」とコメントした。

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