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銀座の象徴“ソニービル”建て替えの意味とは

2016年06月21日 19時34分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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ソニー=銀座=ショールーム

―― ソニーにとって銀座とは、どんな意味を持つ場所ですか。

浅山 ソニーファンにとっては「ソニー=銀座=ショールーム」というイメージがあるのではないでしょうか。ソニーが発表した最初の製品を展示する場所がソニービルであり、ここに来ればソニーの最新製品を見ることができ、触ることができる。そうしたイメージが定着しています。なかにはソニーの本社は品川でなく、銀座だと思っていた人もいたようで、それだけの存在感があるビルです。

ソニービルによって、「ソニー=銀座=ショールーム」というイメージをつくった

―― 新たなソニービルを建設する前に、更地としてその場所を「銀座ソニーパーク」として開放しますね。この狙いはなんですか。

浅山 ここでは銀座の街と一体化し、ソニーやエレクトロニクスといったことにこだわることなく、さまざまなイベントを行なったり、自由にくつろげたりする場として開放します。オープンはこれから2年先のことですから、具体的にどんなイベントを行なうのか、どんな使い方をするのかは現時点では未定ですが、数寄屋橋の新たなランドマークになることを期待しています。また地下5階までのスペースもそのまま営業していますので、そこではなにかしらソニーによる発信ができないのかといったことも考えていきたいですね。

――新たなソニービルは、どんな姿になりますか。

浅山 ソニービルは7年がかりでリニューアルを進めていくことになるプロジェクトです。竣工が2020年秋の予定ですから、まだなにも決まっていないというのが正直なところです。ただ、いまの「はなびら構造」のフロア構成は製品カテゴリーごとに分割した提案をするのにはいいのですが、コラボレーションをした展示には向いていない部分があります。これからのソニーはさまざまな領域の製品、サービス、コンテンツがコラボレーションしていくことになりますから、それに最適化し、もっと自由度を持ったフロア構成になるでしょう。どんな形でバージョンアップしたものになるのか。いまからぜひ楽しみにしていてください(笑)

(次回に続きます)

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