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JAWS-UG首都圏勉強会レポート 第2回

個性豊かな各支部が活動内容を披露!

首都圏の16支部がそろい踏み!JAWS-UG東京、2年ぶり開催

2016年06月17日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●中井勘介

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Docker入門も手がける人気の「コンテナ支部」

 2016年上半期のテーマを「おとなのたしなみ おコンテナ」に据えるコンテナ支部。登壇した原康紘さんは港に置かれているコンテナを示し、「コンテナのなにがすごいかというと、ISOで規格を定めたこと。同じ形なので積み上げられる。仕様が決まっているので、トラックでそのまま引っ張っていける」と、20世紀最大の運輸革命と説明する。

Dockerのインパクトを語るコンテナ支部の原康紘さん

 Dockerも同様で、言語やフレームワークが異なっても、同じように起動もデプロイできるところが最大のメリットだとアピールした。「一番のメリットはDocker Runだと思う。Linuxの便利な機能をコマンドとオプションで簡単に使えるようにして、かつどんなアプリケーションも同じインターフェイスで扱える」と熱いDocker愛を披露した。

 そんなDockerをメインに扱うコンテナ支部は、セッションメインの活動のほか、Docker入門のハンズオンもやっている。コンテナに対する関心の高さもあり、どこも100人近い参加者があり、6月27日に目黒で開催される「JAWS-UGおコンテナ支部 #5」はすでにキャンセル待ちの状態になっている。

「とにかく、楽しく」で13回を数える「クラウド女子会」

 2011年が初回ということで、すっかり古株の支部となったクラウド女子会の紹介は、くまもんエバンジェリストでもある多田さん。9回目から参加している多田歩美さんは「普通の勉強会は今日のように男子ばかり。2年前のJAWS-UG東京は女子枠があるくらい女子が来なかった。初参加の勉強会にいきなり女子が行くのはハードルが高い」と指摘。これに対して、クラウド女子会では子連れOKなほか、女性として悩ましいライフスタイルの変化やキャリアについて話し合ったりしているという。

くまもんのかぶり物を忘れてきたクラウド女子会の多田歩美さん

 ちなみに女子会でありながら、女子のエスコートがあれば男性も参加OK。「気になるあの子を誘うもよし。心は乙女という人ももちろん参加可能」と多田さんはアピールする。「とにかく、楽しく」をモットーに定期的に活動しており、先日は第13回となる「IoT解体新書」を開催したという。

幅広いテーマをいろいろな場所でやる「JAWS-UG千葉支部」

 第17回のJAWS-UG東京で宣言が設立され、2013年から過去5回の勉強会をやっている千葉支部。千葉県名産の落花生をリーゼントに見たてたJAWS-UGロゴを持っており、「千葉團」として活動している。

千葉團のTシャツがまぶしいJAWS-UG千葉支部の浦底博幸さん

 過去は浦安や本八幡、松戸などで勉強会を開催しており、初心者向け、スタートアップ、Lambdaなど幅広いテーマを扱っている。登壇者としては、AWSのエバンジェリストや千葉出身のJAWS-UGエンジニア、スタートアップなど。次回はWantedlyオフィスでやることだけ決まっているという。

ロゴ先行型支部(?)の「Security-JAWS」

 5月11日に開催された第1回目の勉強会がキャンセル150人待ちとなったSecurity-JAWS。セキュリティを専門に扱う支部として生まれたが、ガチな内容だけではなく、初心者でも楽しめる内容を目指しているという。

ロゴへのこだわりを語るSecurity-JAWSの南原正樹さん

 Security-JAWSのこだわりはなんと言ってもロゴ。当初、コアメンバーで話し合った際には「……」な出来だったが、そこから一気に進化。最終的には「JAWSの中でも誇れるロゴ先行型の支部」というくらいのアイデンティティになった。「セキュリティの話なので、ツイートするのもはばかられる内容もある。ぜひ足を現地に運んでもらいたい」とSecurity-JAWSの南原正樹さんは語る。

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