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「革命起こせる」 オンラインプログラミング教育サービス開始

2016年06月15日 16時12分更新

文● 西牧/ASCII

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 ライフイズテックは6月15日、プログラミング教育のSNSサービス「MOZER」を開発し、同時に「MOZER Webデザイン学習コース体験版『デイジーと秘密のメッセージ』」の提供を開始した。

 MOZERはオンライン上のプログラミング学習サービス。これまで中高生を対象にITキャンプやスクールを実施し、のべ1万5000人にプログラミング教育を提供した実績を持つ同社が持っていた問題意識を、解決するためにチャレンジしたという。

ライフイズテックは大学と共同でもカリキュラムを組んでおり、今年の夏も4000人ほど授業に参加予定という

通学して学べる場所は全国5拠点、500人以上の生徒がいる

生徒がこれまでリリースしたスマホアプリは100にのぼる

 問題点としてCEOの水野 雄介氏は「(ITキャンプに)来たくても来れないという、地域や経済の問題がある。地方の子も都内の子も可能性は変わらないのに、環境によって可能性が広がっていかない」と話す。さらにeラーニングはモチベーションが高くないと続かないという。

2つの格差へのチャレンジが今回のサービス展開にいたったそうだ

 MOZERについては「これまでモチベーションについて考え“場”の設計をずっとやってきた。場は個別対応/コミュニティー/楽しさが重要で、3つの要素を大切にしてスクールを作ってきた。この3つの要素をオンラインに放り込むようなサービス」であり、「サービスが広がっていくと間違いなく教育に革命が起こる、世界でもあたらしいプログラミング教育のSNS」と自信をのぞかせる。

 CTOの橋本 善久氏はMOZERのコンセプトを「楽しいものを作ろうというのがベースにあり、誰でも、いつでも、どこでも、夢中になって、プログラミング学習やデジタル創作を学んでほし」とする。

 そのコンセプトに合わせて体験版では自分のアバターを選べ、同社が言う「カワイイ世界観」の中でキャラクターと会話しながらゲーム感覚でプログラミングが学べるようになっている。また、ストーリーを持たせることで、どういうニーズがあってウェブサイトを作るのかを噛み砕いて伝えているという。

体験版は6月15日からオープンしている

インターフェースはあえて流動的にすることでたとえばHTMLのコードを書くときとCSSのコードを書くときで最適な見え方にしている

 今後提供予定の正式版にはSNS機能をもたせるほか、ウェブデザイン、ゲーム開発、スマホアプリ開発、さらにはVRやIoTなどのコースを設けるという。サービスは2016年内にリリース予定で、現時点での料金は1コース月額1500円を予定している。体験版は無料で提供している。

SNSは生徒同士、生徒の親同士が質問し合って助け合う掲示板づくりを重視しているそうだ

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