ファーウェイ通信 第24回
「HUAWEI WATCH」には女性向けの新モデルも追加!!
コスパ最強のSIMフリースマホ「HUAWEI P9 lite」詳細レビュー!
2016年06月22日 11時00分更新
ソニー製1300万画素センサーを搭載するP9 liteのカメラ
上位モデルゆずりの多彩な撮影機能にも注目!
ここからは、P9 liteのカメラについて見ていこう。
P9 liteのリアカメラは1300万画素で、ソニー製の積層型CMOSセンサーを採用している。インカメラは800万画素。どちらもF値2.0の明るいレンズのため、光量が十分ではない場所でも光を多く取り入れることができ、ノイズや手ブレを抑えながら撮影可能になる。スペックの時点でこの価格帯のスマホとしては非常に強力だ。
ただスペックだけではなく、各種撮影機能が強力なのもP9 liteの特徴と言える。具体的にはマニュアルカメラのように各種設定を細かく指定できる“プロモード”が搭載されている。これは昨年発売の「HUAWEI Mate S」で初搭載された機能で、露出やシャッタースピード、色味、ISO感度などを自分好みに変更して、思いどおりの絵作りを楽しめるというものだ。
上の作例では、ホワイトバランスの設定を変えて撮影してみた。マニュアル設定と聞くと「なんだか難しそう……」と思うかもしれないが、リアルタイムで変更が反映されるプレビューを見ながらいろいろ試せるため、じつは難しくない。Instagramで加工した写真のようにアーティスティックな作品を追求しても楽しいし、肉眼で見た風景に近づけるべく設定を変更してみても面白いだろう。
実用的な撮影機能としては、フレーム内にある書類などを自動で認識し矩形補正して撮影してくれる“文書撮影”も用意されている。書類のほか、名刺や領収書、さらにはプロジェクターで投影された画面などでも利用可能だ。紙を保存しておくほどではないものの内容はメモしておきたい書類を撮影したり、会議のあとにホワイトボードを撮影し出席者で共有するといった使い道が便利だろう。
そのほか、ファーウェイ製スマホでおなじみの“パーフェクトセルフィー”や“ライトペインティング”も搭載されている。前者は持ち主の顔を撮影時に認識し、あらかじめ設定しておいた美顔補正レベルに自動補正をしてくれる機能。グループ撮影の際には、持ち主の顔だけを美顔補正してくれるところがスグレモノだ。また後者は、長時間露光を行なうことで光の軌跡を際立たせた夜景写真などが撮影できる機能となっている。
薄型ボディーにパワフルなスピーカーを搭載
通話利用時も聞きやすく相手の声を補正
スマホで動画を楽しむ上で欠かせないサウンド面のパワーアップも図られている。原音に忠実なサウンドを追求するため、新型のDSPを採用。本体底面のスピーカーは音響BOX内蔵で、大音量でも音が歪まないようにする独自システム“Smart PA 2.0”により、迫力のスピーカーサウンドを実現。またヘッドホンでは、臨場感あふれるサウンドが楽しめる独自のサラウンド機能“Super Wide Sound 2.0”を採用している。
また、価格帯的に幅広いユーザー層を対象とする端末だけに、通話時の音声がはっきり聞こえるようにする機能にも力が入れられている。“デュアルマイクノイズキャンセル”では、周囲が騒がしくてもクリアな音声で通話が可能。エコーキャンセル(AEC)や自動ノイズ抑制(ANS)といった機能も搭載されている。
このようにSIMフリースマホ市場は、ガジェットマニアが中心だった時代から、一般層にまで大きく広がりつつある。そのため、それに合わせた機能はもちろん、端末の品質やサポートといった部分も重要視される傾向が強まっている。この傾向にもファーウェイは積極的に対応を進めている。
たとえば品質面では、電源ON/OFF試験やSIM抜挿試験、曲げ試験、回転落下試験など、2万項目にわたる厳しい品質テストを実施している。また、その場で修理対応をしてくれるサービス拠点を東京・銀座にオープンするなど、アフターサービスにも力を入れている。P9 liteでSIMフリースマホデビューをしようという人には、心強い体制だと言える。
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HUAWEI P9 liteは、公式オンラインストア「ファーウェイ Vモール」のほか、MVNOや家電量販店、ECサイトなどで発売中。価格は前述のとおり、税抜2万9980円だ。
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