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ヤフー、データ関連設備投資が約200倍…「攻めのIT経営銘柄」

2016年06月10日 02時07分更新

記事提供:通販通信

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image 経済産業省が9日発表した「攻めのIT経営銘柄2016」で、通販関連企業からアサヒグループホールディングス(株)、花王(株)、ヤフー(株)、Hamee(株)が選出された。

 「攻めのIT経営銘柄」は東京証券取引所の上場会社から、ITを積極的に活用して経営革新や収益水準・生産性の向上につなげている企業を紹介するもの。東証上場の全企業にアンケート調査し、「企業価値向上のための戦略的IT活用」などの5項目のスコアリングと財務状況のスクリーニングで、26社を選定した。

 アサヒグループHDは、グループのITデータリソースを集約・共通化し、グループ統一会計システムを導入するなど、ITガバナンスを強化した。また、ビッグデータ分析では、AIを活用した新商品需要予測で発売後の売上を予測し、生産・出荷の調整や提案営業などにつなげた。

 ヤフーはビッグデータ活用の質・量を刷新する3つの取組み「(1)データに関連する積極的な設備投資(投資額は数年で約200倍)、(2)先端企業とのアライアンス、(3)研究領域での活動」を実施した。また、これらの取組みを促進するため、2015年4月に社内に分散していたデータやサイエンス関連部署を統合し、データプラットフォームやビッグデータの利活用を統括する専門の部門を設置。インターネット広告のレポーティングシステムで、従来と比べ数十倍の処理性能を向上させた。

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