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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第227回

クラウドに映像を保存してくれる監視カメラ「SpotCam」を活用する技

2016年06月08日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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 セキュリティー意識の高まりにより、お店だけでなく個人宅でも監視カメラのニーズが高まっている。そこで今回は、最近人気を集めている台湾メーカーのSpotCam社から発売されている監視カメラを活用する技を紹介しよう。

カメラは置くだけでOK。遠隔操作で映すところを変更したり、双方向で会話したりできる

電源さえあればWi-Fi接続ですっきり簡単に設置できる

 監視カメラに興味はあっても、導入に手間がかかると面倒くさい。そこで今回は、簡単に設置できる高性能ネットワークカメラ「SpotCam-HD」(国内代理店:プラネックスコミュニケーションズ)を紹介する。通常タイプや防水防塵の屋外タイプもあるのだが、今回は遠隔操作でカメラの向きを変更できる「SpotCam-HD-Eva」をお借りした。

 「SpotCam-HD-Eva」はずんぐりした本体に直径8cmのカメラが載っており、あまり監視カメラのように見えないので、店やリビングに置いてもそれほど違和感はない。重量は318gで、付属の壁取付け金具を付けることで、天地を逆にして設置することもできる。録画する映像の解像度は1280×720ドットで、毎秒30フレーム。圧縮方式はH.264を採用しており、映像は見やすい。画角は110度だが、垂直方向にマイナス20度からプラス50度までチルトでき、水平方向はマイナス180度からプラス180度の360度にパンできるので、広い範囲を撮影できる。赤外線LEDを18基備え、夜間の撮影も可能だ。

 製品を取り出して電源を入れたら、SpotCamのウェブサイトにアクセスし、登録作業を行なう。

「SpotCam-HD-Eva」の実売価格は2万8500円前後。まずは、PCの近くで電源を入れよう

右上の「アカウント作成」をクリックする

アカウントを作成する

右上の「SpotCamを追加」をクリックしてSpotCamを追加する

アプリをダウンロードして作業する。途中でセキュリティの確認画面が出たら「アクセスを許可する」をクリックする

 登録を含めほとんどの作業は、スマホから行なえる。ブラウザーだけでなく、iPhoneやAndroid端末では専用アプリが無料で公開されている(iOSAndroid)ので、そちらを利用することもできる。

 初期設定は、少し作業が必要だがそれでも簡単なので、画面の指示に従って済ませてしまう。まずは、スマホをWi-FiでSpotCamに接続し、ネットにつながるアクセスポイントのパスワードを登録するだけ。後はスイッチを切り替えれば、SpotCamが無線LANにつながり、クラウド経由で映像が送られてくる。

アプリを起動したら「セットアップを開始します」をタップする

手順を確認。LEDが青色の場合は背面のスイッチを「AP」に戻しておく

この画面が出たら、端末のWi-Fi設定画面を開く

「SpotCam-HD」に接続する。パスワードは不要だ

次に、普段使っているSSIDを選び、パスワードを入力する

指示に従って、本体背面のスイッチを「AP」から「Client」に切り替える

しばらく待つと接続され、映像が表示される

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