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コアメンバー同士がコミュニティ活動について熱く情報交換

JAWS-UG、海を渡る!韓国のAWSKRUGと勉強会を共催

2016年06月01日 15時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp 写真●JAWS-UG

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5月20日・21日、AWSのユーザーコミュニティであるJAWS-UGとAWSKRUG(韓国AWSユーザー会)は合同勉強会「AWSKRUG&JAWS-UG Meetup day #01」をソウルで開催した。コアメンバー同士がコミュニティ活動について情報交換した初日のCommunity Dayの模様をお伝えする。

JAWS-UGのコアメンバー、ソウルに渡る

 ソウルで開催された今回の合同勉強会はJAWS-UGとAWSKRUGのコミュニティメンバー同士との連携によって実現したもの。JAWS DAYS 2016が開催された3月に急遽決定されたという。

 実はAWSKRUGとの連携は以前からあり、過去はAWSKRUGのメンバーがJAWS DAYSで登壇している。今回の目的はJAWS-UGのメンバーが自ら韓国に出向くことで韓国のユーザーグループに謝意を伝えとともに、両者のメンバー間の交流を深めること。また、韓国に先んじて精力的な活動を進めている日本のJAWS-UGのノウハウをAWSKRUGに共有するという狙いも大きい。

 会場はソウル市内の江南地区にあるAWSコリアのセミナールーム。JAWS-UGメンバーと共に近くのホテルから会場に向かうと、AWSKRUGのコアメンバーやAWSコリアのエバンジェリストが温かく迎えてくれた。

AWSコリアのオシャレなエントランススペースとJAWS-UG関西女子会の伊藤博美さん会場には「ようこそ!」の張り紙があり、歓迎ムード満点
AWSKRUG&JAWS-UG Meetup day #01の特製Tシャツ!登壇するメンバーはいそいそと着替えるTシャツと同じデザインのイベント横断幕に赤塚誠二さんも感無量な様子

ソウルリージョン開設後、一気に拡大したAWSKRUG

 初日となる20日の午後は「Commuinity Day」ということで、AWSKRUGとJAWS-UGのコアメンバー同士がコミュニティ活動の現状を共有した。日本語が流暢なAWSKRUGメンバーが通訳を担当し、質疑応答まで含め、スムースなコミュニケーションが実現した。

 冒頭、AWSKRUGのファウンダーでThe Beatpacking CompanyのCTOを務めるチョン・ミニョンさんは、日本の参加者に対して熱い謝辞を述べる。さらに「今回のイベントをきっかけに、日本のユーザー会からいろいろ学びたい」と述べ、まずは韓国のAWSKRUGの歴史と活動内容について紹介した。

AWSKRUGのファウンダーでThe Beatpacking CompanyのCTOを務めるチョン・ミニョンさん(左)と通訳を務めるチョン・ドウユンさん(右)

 韓国では2011年頃からスタートアップを中心にAWSの導入が進んできたという。当初はIRCのチャネルでユーザー間のコミュニケーションをとってきたが、その後Facebookのグループに移行。初めて4年間で参加者は約5000人にまで拡大したという。その後、今年1月のソウルリージョン開設以降、メンバーは一気に約2000人増加。現在は7500人規模に膨れあがっている。実際、ソウルリージョン開設のインパクトは大きかったらしく、「今までは他のリージョンでは金融機関などは海外にデータが置けなかったが、だいぶ検討が進むようになってきた」(チョンさん)という。

 AWSKRUGはソウルで定期的に勉強会や技術イベントを行なっているほか、韓国版のAWS Summitでデモデイを開催したり、re:Inventなど大きなイベントの後には振り返りイベントをやっている。「韓国ではまだまだAWSを初めて使う人が多いので、使った経験を語るという内容が一番多い。最近では東京リージョンからソウルリージョンに移行したという発表もあった」(チョンさん)とのこと。日本のようなSIerが少ない国情を反映し、参加者の6割はスタートアップ、4割がエンタープライズといった内訳だが、コアメンバーや登壇者が偏るのがやはり悩みだという。

AWSKRUGはソウルを中心に数々の勉強会を開催している

 コミュニティ発のOSS活動も活発で、EC2向けのSSHツール「Eclair」やLambdaやAPI Gatewayを使ったサーバーレスのWebフレームワーク「noopy」などが公開されている。また、AWSKRUG自体も技術ブログの公開を開始し、メンバーの記事を積極的に投稿する体制を構築した。ちなみに文字ベースのAWSKRUGのロゴは、イラストベースのJAWS-UGのロゴに比べて簡素な印象だが、KRの字に太極旗の赤と白と青をあしらっているとのことだ。

AWSKRUGのロゴマーク

 日本と違うのは、AWSKRUGの活動がソウルに集中していること。釜山や済州島などをのぞき、韓国では高速鉄道を使うことでどの都市からも、だいたい2時間でソウルに着く(しかも運賃が安い)。また、人口がソウル周辺に偏っていることもあり、イベントのほとんどがソウルで行なわれる。地方支部が多い日本とは対照的と言えるだろう。

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