このページの本文へ

4Kテレビ環境を10万円前後で整える! 第2回

高い4Kテレビと安い4Kテレビ、画質にどれほどの違いがあるかチェック!

2016年05月27日 10時00分更新

文● 鳥居一豊

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

43Z700Xと43G20Xをじっくりとテスト

 まずは東芝の2台をチェックしていこう。DBR-T670を使って、通常のBDソフトを再生してみる。

Z700Xで表示した映像を撮影。日光の光が当たった部分の輝きなど、明るさ方向の再現に優れる。手前の建物の暗部は沈み気味になる。映像は全体に精細

Z700Xで表示した映像を撮影。日光の光が当たった部分の輝きなど、明るさ方向の再現に優れる。手前の建物の暗部は沈み気味になる。映像は全体に精細

G20Xでの映像を撮影。比較すると明るいシーンは全体にやや白っぽく感じやすい。暗部はややノイズが目立ちがちだが、階調がしっかりと出ている

G20Xでの映像を撮影。比較すると明るいシーンは全体にやや白っぽく感じやすい。暗部はややノイズが目立ちがちだが、階調がしっかりと出ている

 Z700Xは直下型LEDバックライト+エリア駆動でコントラスト性能を高めている。部屋を暗くしてより詳しく見ていくと、Z700Xは暗部の黒浮きが目立ちやすい傾向はある。ただし、エリア駆動をしているので、全体に暗いシーンではG20Xに比べてより暗部の再現性が高いと感じるし、明るい部分と暗い部分が混在するとZ700Xは全体に明るい印象となり、G20Xが明るさは劣るが暗部は丁寧に再現されていると感じるなど、映像によって印象が変わる。

 このため、映画など暗いシーンが多いと差は出ると思うが、テレビ放送など全体的に明るい映像が多いと、Z700XとG20Xで大きな差は感じない。

 そう言ってしまうと、G20Xでいいように思えるが、Z700Xの良さはバックライトのエリア駆動で十分なコントラスト感を実現し、なおかつ映像のノイズ感や精細さではG20Xとは1ランク違う精密な再現をしていたこと。バックライトの平均輝度もZ700Xが高い(つまり画面が明るい)ようで、色の豊かさもより鮮明に感じられた。

Z700Xのほうが画質設定が細かくカスタマイズしやすい

G20Xの映像メニューのトップ画面。ハイダイナミックレンジ復元のように、項目自体は同じでも映像に現われる効果に違いのあるものも多い

G20Xの映像メニューのトップ画面。ハイダイナミックレンジ復元のように、項目自体は同じでも映像に現われる効果に違いのあるものも多い

G20Xの映像メニュー。こちらは標準などのほか、アニメや映画、ゲームなどジャンルによって種類分けされている

G20Xの映像メニュー。こちらは標準などのほか、アニメや映画、ゲームなどジャンルによって種類分けされている

Z700Xの映像メニュー。映画プロ、ライブプロとなっているのが大きな違い。映画/映画プロを切り替えることも可能だ

Z700Xの映像メニュー。映画プロ、ライブプロとなっているのが大きな違い。映画/映画プロを切り替えることも可能だ

G20Xのコンテンツモード。BD(ディスクソフト)、放送、ネット動画とシンプルな種別。4K用もネイティブと放送の2つがある

G20Xのコンテンツモード。BD(ディスクソフト)、放送、ネット動画とシンプルな種別。4K用もネイティブと放送の2つがある

Z700Xのコンテンツモード。ハイビットBDや4KマスターBDなど、さらに項目が増えている

Z700Xのコンテンツモード。ハイビットBDや4KマスターBDなど、さらに項目が増えている

G20Xのコントラスト調整の項目。バックライトはエリア駆動非対応のため、調整項目もシンプル

G20Xのコントラスト調整の項目。バックライトはエリア駆動非対応のため、調整項目もシンプル

Z700Xのコントラスト調整の項目。LEDエリアコントロールの調整や質感リアライザーなど調整可能な項目が増えている

Z700Xのコントラスト調整の項目。LEDエリアコントロールの調整や質感リアライザーなど調整可能な項目が増えている

 こうしたテストをしていて気がついたのが、Z700XとG20Xでは画質調整のメニューの内容に違いがあること。当初はHDR関連の機能の有無程度の違いと思っていたが、そうではないようだ。

 画質重視のZ700Xでは、調整項目がより詳細なものになっている。たとえば、映像メニューでは、Z700Xは映画やライブに映画/映画プロ、ライブ/ライブプロと細分化されている。この映画と映画プロの違いは、明るい部屋用と暗い部屋用と考えていい。

 また、コンテンツモードもより詳細になっているし、映像調整もより専門的な調整項目が増えているなど、画質調整でじっくりと好みの画質に追い込みたい人には心強い内容となっているのがZ700Xと言える。

G20Xの接続機器の設定画面。画質とは直接関係ないが、タイムシフトマシンの有無でこちらの設定にも違いがあった

G20Xの接続機器の設定画面。画質とは直接関係ないが、タイムシフトマシンの有無でこちらの設定にも違いがあった

Z700Xの接続機器の設定画面。こちらにはタイムシフトマシンの録画設定画面が加わっている

Z700Xの接続機器の設定画面。こちらにはタイムシフトマシンの録画設定画面が加わっている

左がG20Xのリモコンで、右がZ700Xのリモコン。まったく同じように見えるが、十字キーの上部にあるタイムシフトマシン関連のボタンの名称に違いがある

左がG20Xのリモコンで、右がZ700Xのリモコン。まったく同じように見えるが、十字キーの上部にあるタイムシフトマシン関連のボタンの名称に違いがある

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中