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4Kテレビ環境を10万円前後で整える! 第1回

40V型なら10万円前後で! お買い得4Kテレビを総ざらい

2016年05月26日 10時00分更新

文● 鳥居一豊

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Android TV採用のスマートテレビ
ソニー「ブラビア X8500C」

ソニー「ブラビア X8500C」

ソニー「ブラビア X8500C」

 最新モデルは50V型を超える大画面を中心としたラインアップになっているソニー「ブラビア」。お買い得と言えそうなのは、2015年発売の「KJ-43X8500C」(43V型)だろう。最安値ベースでは13万円前後で入手できる。

 OSにAndroid TVを採用しており、さまざまなアプリをダウンロードして楽しめたり、リモコン内蔵のマイクからの音声入力に対応した検索機能で、ウェブコンテンツも手軽に探せるのがメリット。

 ソニー独自の4K高画質プロセッサー「X1」を採用し、フルHD映像や4K映像の超解像処理「4K X-Reality PRO」が利用できる。広色域技術の「トリルミナスディスプレイ」も搭載し、HDR信号にも対応する。

 本体背面にバスレフ型スピーカーを搭載し、クリアで迫力あるサウンドを実現。さらに、テレビやネット動画などの圧縮音源をCD以上(48kHz/24bit)にアップスケーリングする「DSEE」機能も搭載する。

10万円を切る低価格モデルも!!
お買い得モデルがいっぱいのLGエレクトロニクス

LG「UF6900」シリーズ

LG「UF6900」シリーズ

 LGエレクトロニクスと言えば、有機ELパネル採用の4Kテレビの高級モデルが注目されるが、スタンダードな液晶テレビも大注目。というのも、10万円を切る低価格4Kモデルが複数あり、なかなかお買い得なモデルが揃っているからだ。

 中でも強烈なのは「43UF6900」(43V型)で、最安ベースだと約7万円というびっくり価格だ。液晶パネルは自社製のIPS方式(通常の赤・緑・青の画素にホワイトを加えた「RGBW」パネルを採用)で、LEDバックライトはエッジ型。チューナーは2基内蔵で、USB HDDの録画機能にも対応している。

 高画質回路は「True 4K Engine」で、超解像技術などによる4Kアップコンバート技術で地デジなども4K解像で鮮明に再現できる。昨年モデルのため、HDRには対応していないことが最新モデルとの差となるだろう。

 webOS 2.0の採用による、直感的な操作性をはじめ、多彩な動画配信サービスに対応するなど機能的な充実度は高く、実用性は十分。内蔵スピーカーもバーチャルサラウンド機能を備え、映画などのサラウンド音声も臨場感豊かに楽しめる。

 Wi-Fi内蔵でMiracastにも対応しており、スマホなどとの連携もスムーズに行なえる。入力端子は、HDMI×2、USB×2、ビデオ入力×1、LAN×1となる。

 このほか、1サイズ上となる「49UF6900」(49V型)も最安価格で約10万円となっているので、より大きな画面サイズが欲しいという人にも魅力だろう。

2016年モデルの中にもお買い得モデルが……

2016年モデルの中にもお買い得モデルが……

 また、2016年4月に発売された最新モデル「43UH6500」も、最安値が10万円前後という価格になっている。バックライトは直下型でHDR信号にも対応する。

 なお、上記3機種はいずれも3D表示には非対応なので、そこだけ注意が必要だ。

そろそろ4Kテレビを買ってもいいタイミングかも

 あまり目立たないが、4Kテレビ業界は元気いっぱいだ。ソニーはいち早く赤字から脱しているし、パナソニックも黒字化にたどり着くなど、テレビ事業の立て直しが進んできている。

 そして、2015年にテレビ事業を国内のみに絞り、テレビなどの映像事業以外の家電部門を売却した東芝も、国内のテレビ事業に関しては昨年以上に力が入っているし、春に海外メーカーの傘下に入ることが決まったシャープも、強みである液晶技術を武器に今後は大きく飛躍することが期待される。

 4Kテレビの最新モデルを見れば、着実な画質・音質の進化がはっきりと感じられる。価格も手頃になってきているので、ぜひとも4Kテレビの購入を考えてみてはいかがだろうか?

 さて次回は、今回紹介した4Kテレビのうち、東芝とパナソニックのモデルを実際にお借りして、その実力をじっくりとチェックする。UHD Blu-rayのHDR映像の印象もくわしくレポートしていくつもりだ。

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