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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第13回

8TB HDDが登場すれば64TBの外付けHDDに?

小さいが高性能な「Drobo Mini」を使ってみよう

2016年05月20日 11時00分更新

文● 飯岡真志 編集 ●金子/ASCII.jp

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Drobo MiniにHDDを取り付ける

 続いてDrobo MiniにHDDを搭載する。データ保護の機能を利用するため、運用にはHDDが最低2台必要だ。今回は、HGST Travelstar 5K1000シリーズの1TBモデルを用意した。2012年に発売されたモデルだが、今でも新品で購入できるものだ。

2.5インチ9.5mm厚のHDD「HGST Travelstar 5K1000シリーズ」(左)。右にあるDrobo MiniのACアダプターとほぼ同じサイズだ

 HDDを取り付けるには、HDDのラベルが貼られた面を上向けにして、ドライブベイにまっすぐ挿していけば良い。ドライブのネジ留めが不要なのは、Droboシリーズ共通の便利な点だ。HDDの前面がDrobo Mini本体と「ツライチ」になるよりもさらに押し込むと、「カチッ」と音がして固定される。正しく装着されていれば、HDDの位置はほぼほぼツライチになる。

Drobo MiniにHDDを装着。押し込むだけで固定される

 またHDDを取り外す際には、HDDの前面を押し込んでやると、固定が外れて押し出されてくる。HDDの取り付け/取り外しはわりと硬めで、Drobo Mini本体が軽いこともあり、本体が動いてしまうこともある。HDDを出し入れする際には、片方の手でHDDを持ち、もう一方の手で本体を押さえたほうが良いだろう。

接続したら、電源オン!

 Drobo MiniにはUSB 3.0とThunderbolt(2つ)と2種類のインターフェイスが用意されている。Windowsマシンと使うならUSB 3.0、MacとであればThunderboltで利用することになるだろう。USB 3.0用ケーブルはパッケージに同梱されているが、Thunderboltケーブルは含まれていないので、別途用意しよう。

Drobo Miniの背面。左サイドにThunderbolt×2、右にUSB 3.0のインターフェースを搭載する

 訓練されたマカーなら、Thunderboltケーブルの1本や2本、準備しているのが普通だ(?!?)。

 もちろん忘れずに電源ケーブルもつないでおこう。

フォーマットすれば完了

 正しく接続したら、いよいよDrobo Mini本体の電源を投入する。前面のLEDが派手に明滅しているのを眺めていると、Drobo Dashboard上にDrobo Miniが表示される。そこでDrobo Miniをクリックすると、ボリュームのフォーマットを促される。

最初に接続した際には、フォーマットを促される

 「フォーマットタイプ」を聞かれるが、WindowsであればNTFS、MacであればHFS+とそれぞれ一択なので、迷う必要はない。

ファイルシステムはWindowsでもMacでも一択なので、迷うことはない

 Windowsに接続した場合は、次にドライブレターとドライブ名を尋ねられるので、適切なものを設定しておこう。最後にフォーマットの確認画面が表示され、「フォーマット」ボタンをクリックすれば完了だ。

ドライブレターとドライブ名を設定する

最終確認が済んだら、「フォーマット」ボタンをクリック

 1TB HDDを2台挿した状態では、ものの1分もかからずフォーマットが完了し、Windowsデスクトップからは単独のドライブとして見えるようになる。


 

(次ページ、「プロパティで見える容量が搭載HDD容量を超える?」に続く)

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