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楽天は増収減益、モバイル比率57%・アプリ経由が110%増

2016年05月12日 09時24分更新

記事提供:通販通信

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ロゴ 楽天(株)が12日発表した2016年第1四半期(1~3月)決算は、売上収益が前年同期比13.5%増の1803億円、営業利益が同21%減の229億3400万円、四半期利益が同17.8%減の117億4900万円と、増収減益となった。

 国内ECでは、楽天経済圏のオープン化戦略やスマートデバイス向けのサービスなどを強化し、増収となったが、販促活動の費用が拡大したことや、株式市況の悪化などの影響で減収となった。

 インターネットサービスの売上収益は同16.3%増の1117億6000万円、セグメント損益は同20%減の152億2100万円となった。旅行予約サービスでは、国内旅行・レンタカー・インバウンドサービスなどが好調に推移した。国内ECは、売上収益が同8.3%増の712億3900万円、営業利益は同17.3%減の188億9100万円となった。スーパーポイントアッププログラムと中期的成長を見据えた投資により、減益となった。

 楽天市場では、楽天スーパーポイントが、楽天カードの利用で4倍・楽天市場アプリの利用で5倍・楽天プレミアムカードの利用で6倍・楽天モバイルの利用で7倍、スーパーポイントアッププログラムを実施。新規・復活ユーザーが増加したほか、ライトユーザーの流通総額が増加した。

楽天市場は、モバイル経由の流通総額比率(モバイル比率)が57.6%となり、1年間で10ポイント上昇した。アプリ経由の流通総額は、同110.8%増と急増した。出店店舗は4万4876店となり、過去最高を記録した。楽天会員数は同11.9%増の8100万人。楽天市場での楽天カード決済比率は、46.4%に上昇した。

 FinTech事業(インターネット金融)の売上収益は、同9.3%増の715億4400万円、セグメント利益は同1.5%減の156億6900万円となった。クレジット関連サービスでは、「楽天カード」会員の増加でショッピング取扱高が同21.4%増だった。

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