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読み込み/書き込み作業を頻繁にする人はSSD搭載モデルがオススメ!

東芝13.3型ノートのSSDと1TB SSHDモデルの性能を比較

2016年04月28日 09時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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「dynabook RX73/V」

 東芝が販売している13.3型「dynabook RX73/V」は、Blu-ray Discプレイヤーを内蔵するモバイルノートパソコンの2016年夏モデルだ。本体デザインなどは従来モデル「dynabook RX73/T」とほぼ同じだが、2016年夏モデルから新たにカラー「グラファイトブラック」を用意。また、従来までは1TB ハイブリッドHDD搭載モデルのみだったが、2016年夏モデルより256GB SSD搭載モデルが選択できるようになった。

2016年夏モデルから投入された新カラー「グラファイトブラック」も選択できる

 前回は、dynabook RX73/VのSSD搭載モデルのオススメポイントについて紹介した。今回は、256GB SSD搭載モデルがどれくらいの性能を持っているのか、1TB ハイブリッドHDDモデルと比較して紹介する。ちなみに、ストレージ以外はどちらもCore i5-6200U(2.3GHz)、4GBメモリーという構成だ。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用している。

dynabook RX73/Vの主なスペック
機種名 dynabook RX73/VWR dynabook RX73/VBR dynabook RX73/VWP dynabook RX73/VBP dynabook RX73/VWQ dynabook RX73/VBQ
カラー プラチナホワイト グラファイトブラック プラチナホワイト グラファイトブラック プラチナホワイト グラファイトブラック
CPU Core i5-6200U(2.3GHz) Core i3-6100U(2.3GHz)
グラフィックス インテル HD グラフィックス 520
メモリー 4GB
ストレージ 256GB SSD 1TB ハイブリッドHDD 1TB HDD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1
光学式ドライブ Blu-ray Discドライブ DVDスーパーマルチドライブ
インターフェース USB 3.0端子×3、HDMI出力端子×1、ミニD-sub 15ピン×1、マイク/ヘッドフォン出力端子×1、SDカードスロット×1
内蔵カメラ 約92万画素ウェブカメラ
サイズ およそ幅316.0×奥行229.0×高さ17.2~21.4mm
重さ 約1.35kg 約1.32kg 約1.44kg 約1.41kg 約1.44kg 約1.41kg
Office Office Home and Business Premium(2016)プラス Office 365 サービス
OS Windows 10 Home(64bit)

注目はやはりストレージの速度!
「CrystalDiskMark」で大きな差が

左がSSD搭載モデルで、右が1TB ハイブリッドHDD搭載モデル。書き込み/読み込み速度どちらも大きく差がついた

 ストレージが1TB ハイブリッドHDDとSSDで異なる場合、気になるのは速度だろう。dynabook RX73/VのSSD搭載モデルは、ストレージ性能を計測する「CrystalDiskMark」のシーケンシャルリードで530.0/秒だった。1TB ハイブリッドHDD搭載モデルは113.6/秒なので、SSD搭載モデルのほうがかなり早い結果となった。

SSD搭載モデルの「PCMARK8」の結果

 PCの総合的な実力を見る「PCMARK8」(Home accelerated)では、dynabook RX73/VのSSD搭載モデルは2743だった。1TB ハイブリッドHDDの結果は2782で、差はほとんどないが、わずかに1TB ハイブリッドHDDのほうが高い結果となった。ただ、どちらもモバイルノートとしては悪くない数値だろう。

SSD搭載モデルの3DMark 8の結果

 3Dゲーム系の性能を計測する3DMarkでは、dynabook RX73/VのSSD搭載モデルはSky Driverが2811、Cloud Gateが4411だった。1TB ハイブリッドHDD搭載モデルは、Sky Driverが2932、Cloud Gateが4920という結果で、こちらもほぼ差はない。両モデルとも、負荷が低めのMMORPGなどであれば、解像度を下げたりと設定次第ではプレーできなくもないだろう。

SSD搭載モデルのWindows エクスペリエンス インデックスの結果

 ちなみにdynabook RX73/VのSSD搭載モデルは「Windows エクスペリエンス インデックス」だと「プロセッサ」が7.4、「メモリ」が5.9、「グラフィックス」が4.5、「プライマリディスク」が8.2という結果だった。CPU内蔵GPUなので、グラフィックスの数値は高くないが、SSDを搭載したことでプライマリディスクは高いスコアとなった。

SSD搭載モデルのドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10の結果

 「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.10」では、グラフィックスを標準設定、解像度を1920×1080ドットで計測。dynabook RX73/VのSSD搭載モデルは2591(やや重い)で、従来モデルは2676(やや重い)だった。解像度を1280×720ドットにして計測してみると、dynabook RX73/Vは、従来モデルは4836(普通)という結果になった。

データの読み込み/書き込みを頻繁にする人にオススメ

データの書き込みや読み込みをする人は、SSD搭載モデルがオススメ

 dynabook RX73/VのSSD搭載モデルと1TB ハイブリッドHDD搭載モデルを比較してみたが、総合的な性能はほぼ同じで、ストレージの速度に大きく差があった。作業などでよくデータの書き込みや読み込みをする人は、SSD搭載モデルを選択したほうがいいだろう。前回紹介したように、わずかでも軽いマシンがいい人や、なるべく持ち運んだ際の衝撃でデータをクラッシュさせたくないという人にもオススメだ。

 またdynabook RX73/Vは、SSD搭載モデルのほかに従来モデルと同スペックで1TB ハイブリッドHDDを搭載するマシンもラインアップしている。SSD搭載モデルのメリットより、多くのデータをノートパソコンに保存しておきたいという人は、そちらを選択すればいいだろう。自分のパソコンの用途を吟味して、最適なモデルを選択してほしい。

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