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Xperiaヒストリー 第27回

4K液晶の最強モデル「Xperia Z5 Premium」:Xperiaヒストリー

2016年04月30日 09時00分更新

文● 君国泰将 編集●南田ゴウ

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 初代Xperiaの紹介から続けてきた本連載ですが、現時点で最新のモデルというと「Xperia Z5」シリーズとなります。

 「Xperia Z5」シリーズは「Xperia Z5 Premium」「Xperia Z5」「Xperia Z5 Compact」の3機種が存在しますが、満を持して登場したのが5.5型4Kディスプレーの「Xperia Z5 Premium」です。

 「Xperia Z5 Premium」の最大の特徴は、なんといっても4K(解像度3840×2160ドット)の5.5型ディスプレーです。

 フルHD解像度超えのスマホがちょくちょく登場しはじめたころから「どうしてXperiaにはフルHDよりも高解像度のモデルがないんだ」とさんざん言われていましたが、「Xperia Z5 Premium」では加減を知らず、大画面テレビなみの4Kディズプレーを採用。今度は「そりゃやりすぎだろう」と言われる始末です。

 ですが、画面サイズに対する画素の密度が806PPIにもなると、最近の高画素化し たデジタル一眼カメラの写真を転送して「Xperia Z5 Premium」のディスプレーで見ると、さすがというべきか細かいディティールまで見えるので感動します。

 発売当初は、4K解像度を生かせるのはアルバムアプリやビデオアプリを使う時だけに限られていましたが、OSがAndroid 6.0にアップデートされてからは、4K対応の幅が広がり本領を発揮。しかし、OSがアップデートされたころには誰も評価してくれないという、いつものオチもありますが……。

 そして見て驚くのは、それはそれはもう「Xperia Z5 Premium」のクロームカラーの光り輝く姿です。

 ブラックや、グローバル版のゴールドはまだそこまでの光沢ではありませんが、クロームカラーの光沢たるや、背面からサイドのメタルフレームに至るまでピカピカです。もはや鏡と言ってもいいレベルで、周囲の様子が映り込みまくるのでレビュー撮影泣かせです。でも、これも個性! 個性があるからこそ可愛く思えるのです。

 本体サイズは76(W)×7.8(D)×154(H)mmで重量は約181g。ディスプレーが5.5型と大きくなったので、本体のサイズもさらに巨大化したのかと思われましたが、実際には「Xperia Z5」と比べても横幅は約4mm程度の差しかなく、手に持ってもあまり違和感はなく片手でもしっかりと握れます。

 外観は電源ボタンが「Xperia Z」シリーズで長らく続いたアルミの削り出しではなくなり、本体よりも奥まった形状で指紋センサーを兼ねるようになりました。これはこれで賛否両論を呼びました。

 デザインがずっと同じだから変えろと言われたり、変わったら変わったでこれじゃないと言われ、メジャーなスマートフォンにありがちなサンドバッグ状態にもなりましたが、これまた実際に指で触ってのロック解除が便利というか、人間は慣れると以前の状態には戻れなくなります。そんなものです。

 そして、カメラはまだまだ進化します。カメラに関してはソニーは先をいく本家のカメラがノリノリですからね。1/2.3型約2300万画素の「Exmor RS for mobile」を搭載し、なんといってもコントラストAFと像面位相差AFを組み合わせたハイブリッドAFによる最速0.03秒のオートフォーカスがスゴいです。

 今までは、動いている被写体にピントが合わず諦めてしまうことも多かったのですが、撮りたいと思った時にピピっとすぐにピントが合ってシャッターチャンスを逃さないというのはスマホでは相当に重宝します。

 4K動画撮影では、前モデル(Xperia Z4など)では本体の発熱ですぐに撮影終了となってしまい使いどころが難しかったところも改善され、長時間撮影もできるようになりました。また、4K動画から静止画をキャプチャーできたりと、フラッグシップモデルならではの王道の機能を備えています。

 オーディオ機能も、よくもまぁネタが続くなというほど進化し続けています。CD音質を上回るハイレゾ音源(192kHz/24bitまで対応)を、ハイレゾ音源対応のイヤフォンを用意することでヘッドフォン出力から鑑賞できます。MP3のような圧縮音源もハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」技術も搭載。

 Bluetooth接続して音楽を楽しむ際に、従来のSBCコーデックと比べると最大で約3倍のデータを転送できる「LDAC」にも対応し、ワイヤレスでも高音質で聴けるようになっています。

 これまではややこしいことに、周囲の騒音を感知して騒音を最大約98%低減するデジタルノイズキャンセリング機能とハイレゾ音源の視聴には、それぞれ別のイヤフォンを用意する必要がありました。

 しかし「Xperia Z5 Premium」からは、ノイズキャンセリング機能搭載ハイレゾ・オーディオ対応ヘッドセットを用意すれば、この両方を同時に使うこともできるようになっています。

 「Xperia Z Ultra」のような、大画面を手軽に持ちはこべるスマホが少なくなった現在、ポッカリ空いたスキマを埋めるように「Xperia Z5 Premium」が登場。すぐに飛びつき、現役バリバリで活躍しています。

 4K解像度ディスプレーや高速AFのカメラ、高音質のオーディオ機能や指紋センサーといった新要素を盛り込みまくった「Xperia Z5 Premium」ですが、悲しいお知らせがあります。

 2016年3月開催のMWCで次期モデル「Xperia Xシリーズ」が発表されましたが、なんと「Xperia Z5」シリーズをもって“Zシリーズ”は終わりとなります。

 長かったようなまだ続いて欲しかったような、そんな複雑な心境ですが、これから2016年以降「Xperia Xシリーズ」や、音声コマンドでコントロールしたりできる「Xperia Ear」、360度カメラの「Xperia Eye」、超単焦点レンズを採用した「Xperia Projector」、自律型エージェント「Xperia Agent」といったXperiaスマートプロダクトは、どんなワクワクを私たちに届けてくれるのでしょうか?

 これから先もとても楽しみで、今後もXperiaシリーズを追いかけ続けたいと思います。


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