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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第6回

【鉄板&旬パーツ】激安系SSDのニューフェース“Netac”

2016年04月18日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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 多種多様なPCパーツのなかには、高い性能やコストパフォーマンスなどから、鉄板や旬と呼ばれる製品がいっぱい。週末のアキバ各ショップでは数量限定特価で並ぶことも多々ある狙い目パーツとなっている。そんなPCパーツの紹介と性能チェックをしていこう。

PCパーツショップにはさまざまな製品がズラリ。どれを選べば良いのか悩んでしまう。そんなPCパーツの鉄板&売れ筋をマスターしよう

登場時から超激安なSSDが中国から到来

 東映無線系のショップで大きく値下がりし、話題をさらったPatriot製SSDの「Blast」シリーズに匹敵する価格で登場した、中国のNetac「N550S」シリーズ

 発売スタート時から、ツクモが240GBモデルの「NT-N550SS3A240STD2BG」を6772円、480GBの「NT-N550SS3A480STD3BG」を1万3824円で販売。

 メーカーや代理店のアイティーシーのウェブに掲載されている製品情報は、少ないものの、同店スタッフの手によるベンチマーク結果のツイートもあって、順調な売れ行きになっている。

登場時から激安なNetac「N550S」シリーズ。先々週末は、240GBモデルが6566円の数量限定特価も!

激安SSDのニューフェースNetacの「N550S」シリーズ

メーカーサイトのスペックにはキャッシュ容量の記載はないが、本体裏面に記載が……。240GBモデルが256MB、480GBモデルが512MBになっていた

代理店となっているアイティーシーの3年保証が付属している

 激安系SSDの定番としてPatriot「Blast」シリーズと並び立つNetac「N550S」シリーズ。日本初上陸のメーカーだけに、そのパフォーマンスやコントローラーなどが気になるところ。Netac「N550S」シリーズのパフォーマンスと内部をチェックしていこう。

Netac「N550S」をじっくりチェック

 東芝製15nmプロセスのTLC NANDフラッシュメモリーとPhison製コントローラーを採用する2.5インチSSDのNetac「N550S」シリーズ。NANDフラッシュメモリーの一部をSLCモードで動作させる「SLCキャッシュアルゴリズム」を搭載し、転送速度はシーケンシャルリード540MB/sec、同ライト515MB/sec(240GBモデルは490MB/sec)を実現している。

 ここからは240GB「NT-N550SS3A240STD2BG」と、480GB「NT-N550SS3A480STD3BG」の実機をじっくりチェックしていこう。

黒いボディーにNetacのロゴが入っているシンプルデザイン

240GB(左)と480GB(右)のCrystalDiskInfoの画面。OS起動してすぐにスクリーンショットを撮っているが、ともに温度が30度とちょっと高めなのが気になる

筐体カバーを剥がしてコンポーネントをチェック

 Netacのサイトに記載がないSSDコントローラーの型番などを確認するために、まず480GBモデルの「N550S」を分解することに。

カバーは、はめ込み式。基板もカバーにある凹凸にはめ込まれている。基板を傷つけないように外すのに苦労しそう……

基板は小型でNANDフラッシュメモリーの空き実装パターンはなく、4枚のNANDフラッシュメモリーを搭載している

コントローラーなどの熱をカバーに伝える熱伝導シートなどは備わっていなかった。OS起動だけで、温度が30度になっていたのも納得だ

コントローラー実装面。4枚のNANDフラッシュメモリーやキャッシュを搭載

SSDコントローラーはPatriot「Blast」やApacer「サンダーバード」などと同じ、Phison製クアッドコアコントローラーの“Phison S10”(型番:PS3110-S10C)

東芝製TLC NANDフラッシュメモリーの「TT69G51ARA」を搭載

今回分解した480GBモデルは、キャッシュ用DRAMに、Kingston製DDR3L-1600の「D2516EC4BXGGB」だった

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