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Unite 2016 基調講演レポート

いま「Unity」がすごい PSVR用ゲームもつくれて日本語にも対応へ

2016年04月07日 19時00分更新

文● ちゅーやん

もっとプログラミング教育を活性化させたい

 先にも書いたように、Unityは今後日本語に対応します。使いやすくなる環境に変わるということで、プログラミングに挑戦する人も増えるはず。

 そうした中で、ユニティ・テクノロジーズが注目しているのは教育分野。学生を対象とした「Untiy インターハイ」が開催しています。プログラミングに意欲のある学生が、Unityで制作したゲームを発表しあう場です。(公式サイト

昨年優勝したのは照明のオンオフを切り替え、出口をめざす2Dパズルゲーム。

 現時点で、国内でUnityを利用している教育機関の数は500を超えているとのこと。意欲的な学生は独学でUnityの仕様を学び、制作に挑戦しています。しかし、教える側の教員が少ないということが問題視されています。

 教員がUnityへの知識を蓄えれば、学生へのアドバイスを通じて作品のブラッシュアップができます。それだけでなく、授業や部活動などの一貫としてUnityを利用すれば、プログラミング教育を活性化できるわけですね。

Unityの認定試験を実施し、習熟度を可視化する

 さらなる取り組みとして、東京・渋谷で開催している「Unity 道場」で、5月からUnityの認定試験を実施します。初回となる5月は教育関係者だけを対象に、6月以降は全利用者を対象に毎月開催するようです。2017年には全国で開催予定しています。

 ゲーム開発者全体の底上げとなるだけでなく、認定試験ということで学生にとっては就職活動の武器のひとつにでもなるのでしょう。学生のころからプログラミングをしていて、そのままゲームメーカーに就職した人もいるようですし。

GDCで事前に開催したようですが、難しいとウワサが。

 Unityひとつでさまざまなゲームの開発ができるのが本当に魅力。仮にですけど、自分が制作したゲームが多くのプラットフォームで、それこそVRでもプレーできるって考えるだけでも夢が広がりますよね?
 基本的に、ゲームはメーカーだけに目が行きがちですが、エンジンや制作環境にも注目していきたいと改めて感じた筆者でした。以上です。

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