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自分の好きなコーヒー豆を使える、夏にコンビニに行く必要がない

ホットは作れない、アイスコーヒー専用メーカーの良さとは

2016年03月27日 12時00分更新

文● 四本淑三、撮影●篠原孝志(パシャ)

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コンビニのアイスコーヒーより美味しい!

 冷たいコーヒーを作るのであれば、ちょっと時間はかかるものの、水出しコーヒーという手もあります。独特のマイルドな風味が魅力ですが、その代わりコーヒーらしい苦味や香りは期待できない。

 コーヒーの苦味や香りを楽しみたいなら、熱湯で淹れたものを冷やすのがよいとされています。ただ、ゆっくり冷やすと、クリーミングダウンという現象が起き、濁ってしまう上に、えぐ味も出てしまう。なのでサーバーに満たした氷の上に、抽出液を直接注いでいるわけです。コンビニのアイスコーヒーもこの方式。

 「じゃあコーヒーメーカーなんか使わなくても、サーバーに氷を入れて上からドリップすればいいだけじゃん」とお思いの方、大正解です。

 ただ、夏は暑い。機械でやっても、粉の蒸らしから始まって、5分、7分とかかる。ドバっとお湯を注いで待てば済むものでもない。アイスコーヒーが飲みたいような暑い日に、熱いケトルを持つ作業はちょっとつらい。そこを機械に任せて、人は楽をしようというのが、この製品です。

 結果として非常においしいアイスコーヒーができあがります。はっきり言ってコンビニのアイスコーヒーより美味しい。長居できることで有名な喫茶店のアイスコーヒーよりも美味しい。それは、もちろんサーモス技術陣による巧みな抽出制御の成せるわざとは思いますが、やっぱり自分の好きなコーヒー豆を使えるのがなにより素敵。

 この夏、できるだけ外出を控えたいコーヒー好きの方にオススメです。



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

■関連サイト

  • アイスコーヒーメーカー/ECI-660

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