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高橋幸治のデジタルカルチャー斜め読み ― 第17回

iPhone SEから考えるジョブズの意志と手の重要性

2016年03月25日 09時00分更新

文● 高橋幸治、編集●ASCII.jp

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なぜ、いま、再び4インチへの回帰なのか

 3月21日(日本時間では22日の深夜)のアップルのイベントでいくつかの発表があり、すでにASCII.jpの速報などでも詳細が報道されているが、良くも悪くもいちばん話題となっているのはやはり「iPhone SE」だろう。処理速度やカメラ、搭載OSなどのスペック面についてはもうあちこちで記事になっているから、ここで改めて言及するつもりはない。

 今回注目したいのはとても単純なことながら「小さくなった」ということである。

 ご存知のようにiPhoneは2007年に最初の機種が登場し、そのときの画面サイズは3.5インチであった。それが2012年の「iPhone 5」で4インチになり、2014年の「iPhone 6」で4.7インチ、「iPhone 6 Plus」にいたっては5.5インチにまで拡大された。当然のことながら、ディスプレーの大型化にともなって本体サイズも大きくなっている。

日本時間22日深夜のアップルのイベントで発表された「iPhone SE」。現行の最新機種である「iPhone 6s」とほぼ同等の性能を持ちながら画面サイズが4インチへと小型化され、本体サイズも縮小するというやや珍しい新製品

 「iPad Pro」についても従来の12.9インチモデルに加えて9.7インチモデルがリリースされたから、こちらもやはり「小さくなった」という点では同じ。

 だが、iPhoneとiPad Proではもはや製品のコンセプト、用途、ユーザー層も異なるし、「Apple Pencil」との併用やAdobe製品との連携ぶりなどを勘案すると、グラフィック系のクリエイター向けという方向性が今後さらに明確になっていくのだろう。

 従って、iPhoneとiPad Proの小型化を同列に語るのは少々無理がある。

 iPhoneの場合は、プロ/アマ問わずほとんどの人々がポケットなどに入れて携帯する日常的な情報端末であり、普段使いゆえに生活のほとんどの時間を一緒に過ごす本当の意味でのパーソナルデバイスである。そのiPhoneが4インチへの回帰を果たした意味を考えたい。

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