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「A10 Thunder 6630 ADC」を複数台導入、サーバー台数は10分の1に低減

GYAO!、800Gbpsのトラフィック処理にA10の100G対応ADC採用

2016年03月23日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 A10ネットワークスは3月22日、無料映像配信サービス「GYAO!」を支えるネットワークインフラとして、100Gbpsインタフェースを搭載したA10の次世代ADC(アプリケーション・デリバリ・コントローラー)「A10 Thunder 6630 ADC」が複数台導入されたことを発表した。

100Gbpsインタフェースに対応した「A10 Thunder 6630 ADC」

 ヤフーの子会社であるGYAOが運営する「GYAO!」では、2014年10月にブランド刷新を行い、HD映像へのさらなる対応を進めるなど、サービスの規模を拡大してきた。しかしながら、HD映像による高画質化やユーザー数の増加、多様なデバイスからのアクセスに対応するためには、合計800Gbpsのトラフィック処理をインフラコストを抑えながら実現する必要があった。

 GYAOでは、100Gbインタフェースを搭載した業界唯一(当時)のADCであったこと、高いL4ロードバランシング性能、優れたコストパフォーマンス、などを理由としてThunder 6630 ADCを選定。すでに数百台のA10 ADCがYahoo! JAPANのネットワークインフラに導入されている実績も決め手になったという。

 導入後、A10 ADCは高いパフォーマンスを発揮し、GYAO!ではサーバー台数を約10分の1まで低減することができた。また、大容量バックボーンと100Gbインタフェースを介して接続できるため、配線の手間も減り、シンプルなネットワーク構成になったことで管理コストも削減されたとしている。

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