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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第447回

ニコンの高級コンデジ「DL」に触発されて……Nikon 1で猫撮影!

2016年03月04日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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AFが高速だと画面タッチシャッターも実用的に使える

 AFが速いとタッチシャッターも快適になる。猫の顔をタッチするだけですぐ撮れる。よいですな。

 個人的にはタッチシャッターって好きじゃない。タッチするとAF+撮影を同時に行なう分、AFにかかった微妙な時間のズレ(0.1秒とかだけど)で、撮影のリズムもズレちゃうのだ。

 タッチAFでフォーカスを合わせてから、シャッターは別途自分のタイミングで、というのが好み。

 でも、Nikon 1くらい速ければタッチシャッターでもさくっと気持ちよく撮れる。この速さは楽しい。

 例えば次の写真。

 普通に撮ると手前の猫にピントが合っちゃうのだけど(これはこれで面白いからいいんだが)、後ろの猫の顔をタッチしてやるとそっちをさっと撮れるのである。

手前の猫にピントが合ってしまったの図。猫の下半身写真になってしまった(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

手前の猫にピントが合ってしまったの図。猫の下半身写真になってしまった(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

タッチシャッターを使い、後ろの猫がこっちを見た瞬間を狙った図。手前ではなく、奥の被写体を撮りたいとき、タッチパネルはすごく便利なのだ。瞬時に「こっちを撮れ」って指示できるから(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

タッチシャッターを使い、後ろの猫がこっちを見た瞬間を狙った図。手前ではなく、奥の被写体を撮りたいとき、タッチパネルはすごく便利なのだ。瞬時に「こっちを撮れ」って指示できるから(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

 ただし、タッチシャッターは画面を押して撮影する関係上、ちゃんとグリップしてシャッターボタンを押すより手ブレしやすいので注意である。

 この2匹、たぶん兄弟だか親子だかなのだけど、お昼寝タイムにもかかわらず出てきてくれたのでありがたやである。

2匹して何かを見つけたの図。結局何を見つけたのかはわからずじまいでありました。色がすごく爽やかなり(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

2匹して何かを見つけたの図。結局何を見つけたのかはわからずじまいでありました。色がすごく爽やかなり(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

 まあそんなわけで、ハイエンドコンパクトカメラが好きな私としては、Nikon DLが登場したらNikon 1の速さをコンパクトカメラの明るいズームレンズで楽しめるというわけでワクワクしております。

 では、最後に枯葉のベッドで、おやすみなさい。

冬の猫といえば定番の枯葉ベッド。気持ちよさそうである(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

冬の猫といえば定番の枯葉ベッド。気持ちよさそうである(2016年3月 ニコン Nikon 1 V3)

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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