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今、買うべき春デジギア 2016 第2回

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ド定番LTEルーター「Aterm MR04LN」をビジネス/プライベートで活用せよ

2016年03月14日 11時00分更新

文● 北島幹雄、編集●Atermマニアックス、
撮影協力●la cantina cancemi 九段下・飯田橋店

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デュアルSIMで用途に合わせた運用が可能に!

 「Aterm MR04LN」はSIMロックのかかっていない、いわゆる「SIMロックフリー」のLTEモバイルルーターだ。国内で人気のある格安SIMサービスはもちろん、海外のサービスも利用できる。対応するSIMカードのサイズはマイクロSIMで、最大2枚のカードを挿して使える「デュアルSIM」仕様となっている。本体の液晶ディスプレーから利用するSIMカードを簡単に切り替え可能だ(2枚のSIMカードの同時接続は不可)。

「Aterm MR04LN」の背面カバーを開けて、バッテリーを取り出したところ

「Aterm MR04LN」は、最大2枚のマイクロSIMカードを挿せる「デュアルSIM」仕様で、SIMカードスロットは背面カバーの下に用意されている。本体の電源オフ時に、バッテリーを取り外すことなくSIMカードを抜き差しできる点が便利だ(バッテリーの取り外しを手間に感じる方は意外といるようで、実は隠れた注目ポイント)。本体の電源をオフにすることを忘れると、故障の原因になりかねないので注意したい

 2枚のSIMカードを手軽に切り替えられる「デュアルSIM」仕様は、かなり便利だ。たとえば会社名義でSIMカードを支給されるような場合であれば、1枚をビジネス用として使い、もう1枚をプライベート用にといった使い分けができる。海外出張の多い人なら、国内向けのSIMカードと現地のSIMカードを挿しておき、今いる場所に応じてSIMカードを切り替えて使うといった運用が可能となる。普段は低速で維持費の安いSIMサービスを使い、動画の閲覧やアプリをダウンロードするときだけ高速通信が可能なSIMサービスを使うという工夫もアリだろう。

 「Aterm MR04LN」にはあらかじめ主要なサービスのAPNが設定されており、SIMサービスに対応するプリセットを選ぶだけでLTE通信が可能となる。APN設定が用意されていない場合でも、端末から初期設定ウィザードを使うことで、初心者でも簡単に設定可能だ。また、利用したデータ通信容量をSIMカードごとに表示できるので、どれだけの容量が残っているのかをすぐに把握できるのが便利だ。

薄さ11mm・重量約111gで軽量スリム、
ポケットに入れて持ち運べる「Aterm MR04LN」

 「Aterm MR04LN」の本体サイズは、約幅63×奥行き111×高さ11mmだ。サイズ感としては、名刺ケースをイメージするといいだろう。ワイシャツのポケットにもすんなり納まる大きさで、手にしたときもコンパクトで扱いやすい。重量は約111gで、5.5型サイズなどの大画面スマートフォンよりも軽く、持ち運びしやすいのがうれしい。

「Aterm MR04LN」のサイズは名刺ケース程度(約幅63×奥行き111×高さ11mm)で、ワイシャツのポケットにもすんなりと納まる。重量は約111gのため、5.5型サイズなどの大画面スマートフォンよりも軽い

約11mmと薄いので、ポケットや荷物が多いカバンに入れる際にも滑り込ませやすいやすいのだ

 「Aterm MR04LN」の背面はドット状の加工が施されており、指紋や油脂による汚れが目立たないよう考慮されている。カバンの中に入れておき、手探りだけで取り出すという際にも指先の感触だけで「Aterm MR04LN」と分かるのが便利だ

「Aterm MR04LN」の背面はドット状の加工が施されており、指紋や油脂による汚れが目立たないよう考慮されている

 インターフェースは、microUSB端子のみだ。充電用として使えるほか、PCに接続してUSB経由で通信することもできる。

左側面には充電兼用のmicroSUB端子を搭載。「Aterm MR04LN」を専用クレードル(後述)に挿す場合は、左側面を下側にする

右側面には電源ボタンが用意されている。実機の電源ボタンは微妙にへこんでいるようで、カバンの中に「Aterm MR04LN」を入れっぱなしにしても、ほかの荷物によって電源ボタンが押されてしまうことはない。サイズがかなり小さな印象を受けるが、指の腹で押すようにするとカチリと反応し、初心者ユーザーでもキチンと押せたかどうか分かりやすくなっている

「Aterm MR04LN」天面。背面カバーを外したい場合は、写真右端よりのへこみ部分に指のツメをかけるといい

「Aterm MR04LN」底面。中央部にあるのはストラップホール。底面にはほかにスイッチ類や端子がないので、大きめのストラップを取り付けてもジャマにならないだろう。後述の専用クレードルに挿す場合にも、ストラップをつけた状態でも挿しにくくならないよう位置が配慮されている

タッチ対応液晶ディスプレーで、分かりやすい操作画面

 基本の操作は、2.4型サイズの液晶ディスプレーからタッチ操作で行なう。スマートフォンやタブレットのように、フリックを利用した直感的な操作が可能だ。特にホーム画面の「ショートカット」からWi-Fi/Bluetoothのオン/オフやSIMカードの切り替えが手軽に行なえる点が便利だ。

解像度320×240ドットの2.4型タッチ対応液晶ディスプレーを搭載。直感的な操作が可能で、初心者でも戸惑うことなく扱えるだろう

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