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みなさん、ここはひとつ音ではなく、かっこよさにお金を出しましょう

見た目超最高、JC-120のBluetoothスピーカーは完成度高い

2016年02月28日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 「おっと、それジャズコじゃないっすか!」

 と、バンドをやっている人、ライブハウスへ通っている人なら、テンション上がっちゃう形。それがローランドのBluetoothスピーカー「JC-01」。同社の看板製品であるギターアンプ「JC」シリーズのミニチュア版です。

 メーカー自身が作っているので見た目はそっくり。いかにも「シャキーン!」と立ち上がりの早い音がしそうで、否応なくアガっちゃうわけです。

 もちろん、楽器をやらない方にも斬新でカッコいいデザインに見えるかもしれません。なにせフロントパネルにつまみが付いているようなBluetoothスピーカーはほかにないので。じゃあ、この形はどこからきていて、どれくらいホンモノに似ていて、なにゆえ楽器をやる人がアガるのか。それを、若干ながら解説したいと思います。

JC-01はBluetooth 3.0対応で、対応コーデックはSBCのみ。大きさは幅187×奥行き69×高さ97mm、重さ650g。実売価格は2万1600円

オリジナルは40年に渡るロングセラー製品

 JCシリーズのフルネームは「Jazz Chorus」。それを略して「ジャズコ」、あるいは「JC」と呼ばれています。発売は1975年。しかしながら、当時のシリーズ第一弾であった「JC-120」は、今でも生産が続いています。というより、日本中のスタジオ、ライブハウスの常設機材として、なくてはならない存在。言ってみればWindowsやExcelのようなものです。

大きほうがJC-120。右上に乗っているのがJC-01

 フルトランジスタで故障が少なく、メンテナンスに手間がかからない。そしてボリュームを上げてもなかなか歪まない「クリーン」サウンドがウリです。そうした特性からキーボードアンプにも使われたりします。

 そして「コーラス」と呼ばれるエフェクト回路が入っているのも特徴です。これは10ミリ秒程度の遅れた音をミックスして、音に広がりを持たせるもの。今ではありふれたエフェクトですが、それが世界で初めて搭載されたのがJCシリーズでした。

 そのコーラスを活かすべく、JC-120は2発のスピーカーを片側60Wの独立したパワーアンプで駆動しています。おかげで原音と遅れた音がステレオでミックスされ、音像がふわふわ漂うように聴こえる。これが1970年代の中盤においては、得体の知れない気持ち良さをもたらしたわけです。

 そうしたプロフィールを持つJCシリーズですから、たとえBluetoothスピーカーへ転生したとしても、クリーンで気持ちのいい音を聴かせてくれるのであろうと、我々は勝手に想像してしまうわけです。では、Bluetoothスピーカーとしては、果たしてどうなんでしょうか。

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