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嘘偽りのない音楽を──「G4・IV」発売記念インタビュー

GLAYでアニメMV HISASHIさんの本気

2016年02月25日 11時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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エヴァ、ハルヒが大好きで

── そこからパンクバンド「蟻」を結成。1年半後に解散・脱退、GLAYに加入。4年間のインディーズ時代を経てデビュー、という流れです。が、そこは触れずに好きなアニメの話を聞きたいと思います。

まず(子供時代)はやっぱりガンダムですよね。メディアミックスというか、プラモデルとともに人気が出ましたけど、サンライズ、日本サンライズはすごく魅力がありました。

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RG 1/144 RX-78-2 ガンダム (機動戦士ガンダム)

── 日本サンライズ……ガンダムは何世代ですか?

もちろんファーストですね。ザブングル、ダンバイン、エルガイム……その辺はとにかく見てましたね。時代的にも、団塊の世代ががんばってる背中を見ながら、産業(日本の製造業)イコールロボット、みたいに結びついてたんじゃないかなと。

── それが1980年代の話ですかね。GLAY時代もアニメは見られてたんですか?

それどころじゃない時期もあったんですけどね。お金はないわ、バンドは売れないわ、みたいな。(アニメを見られるようになったのは)わりと軌道にのって、バンドが落ち着いてからですか。

── GLAY全盛期というと、1990年代後半。

いや、1990年代はヒット曲製造メーカーみたいな感じだったので。レコード会社はプラチナムレコードなんて大きな名前つけるから……。「一位取んなきゃしょうがねーぞっ!」みたいな感じでとにかく忙しかったし、キツかったです。プレッシャーと期待とともにやってた時期でした。

── 1990年代は角川アニメが盛り上がっていたので、残念ですね。

まあエヴァとかは普通に見てましたけどね。

── 見てたんじゃないですか。

京アニ、ガイナックスとか、ベタにそっちの方は見てました。エヴァはなんというかアニメを超越したようなものがありましたよね。庵野監督の自己表現というか、問題を投げかけるというか……とにかく魅力的でした。

── 『涼宮ハルヒの憂鬱』ファンでもあるという話です。これ、ちょっと路線違いませんか?

それは、一時期DVDブームみたいなものが来てたんですよ。

── HISASHIさんのマイブームとして。

はい。「所有するブーム」みたいなものがあったんですね。むかし六本木にHMVがあったとき、1Fにアニメコーナーがあって、レーザーディスクとかが充実してたんですよね。レコーディングの時期は余裕があったのでかなりの行きつけになってて、そこで相当買ってたのが始まりでした。パトレイバーのOVAとか、BOXモノを中心にして。

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劇場版うる星やつら Blu-ray BOX (初回限定生産版)

── ほんと押井さん好きですね。

押井監督の作品はほとんどすべて持ってましたね。ファンであると公言しつづけていると一緒にお仕事できる機会もあって。「Je t'aime」という短編アニメを一緒に作ったんですけど(挿入歌でGLAY楽曲『Satellite of love』起用)、そのときはもうすっごくうれしかったですね!

── ごく普通のアニメファンのコメントですね……いまもアニメは見てますか?

見てます。まとめ記事で新番組チェックもしてますよ。

── いま注目しているアニメはありますか?

『ばくおん!!』※をやるんですよね! ついこのあいだ自分の番組でバイクロケをしたんですけど、いまって1980年代からバイク市場が1/6くらいになっているんですよ。そんないま、バイクを扱うものをアニメ化するのは冒険だなあと。

── あ、そういえばHISASHIさんクルマ好きでしたもんね……。

※ばくおん!!:「ヤングチャンピオン烈」連載が原作、トムス・エンタテインメント制作のバイクアニメ。2016年内のOVA化、テレビアニメ化が決まった

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