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スキルゼロのエンジニアが1年で運用デスマを解消した話 最終回

仮想化管理のVManとアプリが見えるAPPSTACKの実力とは?

ソーラーウインズの統合監視システムで運用は本当に変わったのか?

2016年02月24日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp イラスト●祐馬

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VMANやAPPSTACKまで使いこなした後は?

 その後、西牧のプロジェクトチームは、プライベートクラウドにNPM、SAM、VMan、SRMの4製品を導入。エージェントレスで障害発見はもちろん、パフォーマンス情報も統合ビューから取得できる環境を構築した。システムのカットオーバー後、西牧とウインズとデータセンターで深夜の宴を実施している。いつもの風景だ。

西牧:ようやくここまで来ました!サーバー、ネットワーク、ストレージはもちろん仮想化環境まで、このPCからすべて一元的に見られます。それぞれの詳細情報をドリルダウンで分析でき、障害はもちろん、パフォーマンスの問題点もいち早く把握できます。取締役会でもデモを披露し、社長賞までいただだきました。感無量ッス!!

ウインズ:西牧、最初にデータセンターで会った時はゼロスキルのしょぼいエンジニアだったが、ここまでよくやったな。VManは使いこなせているか?

西牧:はい。今までクラスターをまたいだアプリの可視化ができなかったのですが、VManを導入することで複数のクラスターで統合管理できるようになりました。パフォーマンスをチェックしたり、最近の構成を比較したり、問題のあるVMを発見して、直接推奨する設定に直したり、やっぱりすごい便利ですね。ようやく仮想化の恩恵をフルに享受できるようになった気がします。

ウインズ:VManには過去の環境情報をさかのぼれる「タイムトラベル」の機能があるから、VMがどのように移動し、どこでトラブルを起こしているのか、すぐに発見できるぞ。

西牧:いやあ、ウインズ様のおかげですよ。今日は19階のエンジニア連中に「APPSTACK」の機能をレクチャーしてきました。アラートの出ているアプリケーションをクリックし、その原因になるインフラ要素を一目で特定できるということで、開発者は目からウロコだったらしいです。きちんとトレーニングを続ければ、19階のエンジニアたちもわれわれといっしょにトラブルシューティングや性能問題に対応できます。

ウインズ:そうか。ついにAPPSTACKまで使いこなすようになったか。西牧、お前はもはや一兵卒じゃなく、しっかり軍曹になったようだ。私もそろそろ次の戦場に旅立つ日が来たようだ。

西牧:そうですか。僕のように困ったエンジニアはまだいっぱいいますからね。がんばってください!

ウインズ:お、おう……。ずいぶん、あっさりしてるな。じゃあ行くか!

西牧:さようなら!データセンターの座敷わらしー!!

ウインズ:せめて妖精と言え!妖精と!!

 ということで、ソーラーウインズの管理ツールを駆使し、統合監視システムを実現してきたウインズ。次は運用がイマイチなデータセンターやサーバールームに現れるかも。

データセンターの座敷わらし、もとい妖精がいつかあなたのところに訪れるかも!

<完>

■関連サイト

(提供:ソーラーウインズ)

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