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ますます加速するドローンの利用

パロットからGoProサイズの「赤外線で撮影してデータを収集」マルチスペクトルセンサー

2016年02月22日 14時48分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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senseFlyのeBee(固定翼・全翼機ドローン)での利用イメージ

 仏パロットは2月22日、ドローン用のマルチスペクトルセンサー「Sequoia」を発表した。農作物の生育や植層調査といった農業用途での利用を見込んでいる。3月に発売する。

 アクションカメラGoProとほぼ同じサイズに収まっており、同社製品だけでなく多種多様な既存ドローン製品に容易に装着可能。カメラは緑/赤/レッドエッジ/近赤外線の各スペクトル(各1.2メガピクセル、帯域幅40nm)およびRGBカメラ(16メガピクセル)で、本体内の64GBメモリーまたはSDメモリーカードに画像を記録する。

マルチスペクトルセンサー「Sequoia」 

 マルチスペクトルセンサーのキャリブレーションに用いる太陽光センサーを搭載するほか、GPSとIMU(慣性航法装置)も内蔵しているため、他の機材を併用することなく撮影データを地図に反映できる。

 広い農場などで生育状況を調査するのに向いており、senseFly(パロットの子会社)の固定翼ドローン「eBee」に搭載すれば1ピクセルあたり2cmの精度で数百エーカーもの農場を調査可能。ドローンメーカーの3DRobotics(3DR)と協業しており、マルチコプターを使ったソリューションも顧客に提供するという。Sequoiaの価格は3500ドル(日本での発売は未定)。

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