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MLC採用の2.5インチとM.2接続のKingston製SSDを試す

2016年02月27日 12時00分更新

文● 平澤 寿康 編集●北村/ASCII.jp

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 Kingstonは、PC向けのメモリーやSSDなどを手がけるメーカーで、日本でも「HyperX」シリーズのメモリーやSSDが展開されている。

 また、SSDは比較的早い時期から日本でも販売しており、一時は東芝製NANDフラッシュメモリーを採用していることもあって、指名買いする自作PCユーザーも非常に多かった。今回は、そんなKingston製SSDをあらためて紹介したい。

Kingston製SSD

SATAモデルからM.2モデルまで
3シリーズをラインナップ

 KingstonのSSD「HyperX」シリーズには、SATA対応の2.5インチモデルが2シリーズ、PCI Express対応のM.2モデルが1シリーズ、計3シリーズがラインナップされている。

 SATA対応2.5インチモデルとしては、メインストリーム向けの「FURY」とハイエンドの「Savage」が用意されており、売れ筋となっているのはハイエンド向けの「Savage」だ。

 HyperX Savageは、SATA SSDトップクラスの性能を備える製品。クアッドコアプロセッサーを搭載し、NANDフラッシュメモリーに8チャネルアクセスが可能という、Phision製「PS3110-S10」コントローラーに、MLC NANDフラッシュメモリーを採用する。

SATA SSD最上位モデルのHyperX Savage。ハイエンド製品らしい斬新なデザインを採用している

 シーケンシャルアクセス速度はリード最大560MB/Sec、ライト最大530MB/Sec(120GBモデルはライト最大360MB/Sec)、4Kランダムアクセス速度はリード最大10万IOPS、ライト最大8万9000IOPSを実現。

 また、信頼性の高さも特徴で、総書込バイト数(TBW)は120GBモデルで113TB、240GBモデルで306TB、480GBモデルで416TB、960GBモデルで681TBと、競合製品と比べてもかなり優れている。

 発売は2015年4月で、現在では価格も下落しており、コストパフォーマンスも高まっている。記事掲載時点での実売価格は1万2500円前後だ。

2.5インチ、7mm厚で、デスクトップからノートPCまで幅広い用途に対応接続インターフェースはSATA 6Gbps
HyperX Savage スペック表
容量 120GB 240GB 480GB 960GB
フォームファクター 2.5インチ
インターフェース SATA 6Gbps
シーケンシャルリード速度 560MB/Sec
シーケンシャルライト速度 360MB/Sec 530MB/Sec
4Kランダムリード速度 10万IOPS 9万9000IOPS
4Kランダムライト速度 8万4000IOPS 8万9000IOPS 8万8000IOPS 8万9000IOPS
総書き込みバイト数(TBW) 113TB 306TB 416TB 960TB
耐久性(MTBF) 100万時間
保証期間 3年保証

 対するハイエンド向けのHyperX Predatorは、PCI Express Gen2 x4接続に対応する、M.2タイプのSSDだ。SATA SSDを大きく凌駕するアクセス速度を備える点が最大の特徴で、シーケンシャルリードは1400MB/Sec、シーケンシャルライトは240GBモデルが600MB/Sec、480GBモデルが1000MB/Secに達する。

こちらはハイエンドモデルとなるM.2 SSD、HyperX Predator

 加えて、4Kランダムアクセス性能にも優れており、リード最大16万IOPS、ライト最大11万9000IOPS(いずれも240GBモデル)と、SATA SSDにはない圧倒的な性能を誇る。

接続インターフェースはPCI Express Gen2 x4対応で、M.2スロットに装着して利用できるPCI Express x4変換ボードが付属するモデルも用意される

 コントローラーはMarvell製の「88SS9293」で、MLC NANDフラッシュメモリーを採用。NANDフラッシュメモリーは東芝製を採用しており、品質の面でも魅力がある。

コントローラーはMarvell製の「88SS9293」を採用東芝製のMLC NANDフラッシュメモリーを採用している

 現在では、PCI Express Gen3 x4接続でNVMe対応のM.2 SSDも登場しているが、本製品が登場した2015年3月時点では、最強SSDとして位置付けられていた。もちろん現在でも、ハイエンドSSDとして十分な魅力を備えている。

 なお、HyperX Predatorシリーズには、M.2単体モデル(実売価格2万7000円前後)と、PCI Express x4スロットに装着できる変換ボード「HHHL(Half-Height、Half-Length)アダプター」が付属するモデル(実売価格3万円前後)が用意されているため、マザーボードにM.2スロットがなくても問題なく利用可能だ。

HyperX Predator スペック表
容量 240GB 480GB
フォームファクター M.2
インターフェース PCIe Gen2 x4
シーケンシャルリード速度 1400MB/Sec
シーケンシャルライト速度 600MB/Sec 1000MB/Sec
4Kランダムリード速度 16万IOPS 13万IOPS
4Kランダムライト速度 11万9000IOPS 11万8000IOPS
総書き込みバイト数(TBW) 415TB 882TB
耐久性(MTBF) 100万時間
保証期間 3年保証

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