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プロカメラマンを魅了!? キヤノン「EOS-1D X Mark II」フォトレポート

2016年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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AFが大きく進化

背面液晶に表示する項目は好みでカスタマイズ可能。大きさや位置など、好きにレイアウトできる

 EOS-1D X MarkIIは、キヤノンのフルサイズセンサーでは初採用になる像面位相差AF方式「Dual Pixel CMOS AF」を採用。ライブビュー時や動画撮影時に高精度なAFが可能になっている。

 なお、キヤノンではセンサー面に位相差検出AF用センサーを撮影用素子とは別に配置する「ハイブリッドCMOS AF」と撮影用の素子と位相差検出用のセンサーを兼用する「Dual Pixel CMOS AF」の2種類があるが、前者は主にエントリー向けモデルに、後者はミドルレンジ以上のモデルに搭載されている。

 機種が違うため、使い比べても比較にはならないのだが、後者のDual Pixel CMOS AFのほうが動作速度は速い印象だ。

AFモードの設定はマルチコントローラーを操作して選ぶ。7D系とはちょっと違うので戸惑う人もいるかもしれないが、エリア選択などはしやすい

AFモードの設定はマルチコントローラーを操作して選ぶ。7D系とはちょっと違うので戸惑う人もいるかもしれないが、エリア選択などはしやすい

選択できる測距点や表示するモードの設定ができるのは便利だ

「EOS iTR AF」に顔優先モードが追加された。AF追従時に顔を優先して追従させられる

 改良が加えられた「EOS iTR AF」は顔優先モードも加わり追従性も向上しているなど、従来からの機能がより強化された印象。

 AF性能は元から不満らしい不満はなかったが、より洗練された感じだ。新しい位相差センサーは測距点61点のすべてでF8.0レンズに対応し、そのうちの21点はクロスセンサーなので精度も高いと思われる。

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