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ちょっと気になる! 小便利そうな周辺機器レビュー 第30回

小音量でもBOSEらしい音! 1万ちょっとでオススメのPC用スピーカー

2016年02月02日 12時00分更新

文● 織野至

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低価格だがいつものBOSEサウンド+α

横から見ると、少し斜め上を向いている

横から見ると、少し斜め上を向いている

 比較的至近距離でリスニングする前提であるため、本体は少し傾斜している。その延長線上に頭部があることが最適となるが、それを無視して近づいた状態でも音の具合はいいものだった。

 このあたりは、同社ならではの機能が大きく影響している。とくに臨場感がある、というか拡がりのある音は「TrueSpace ステレオ・デジタル・シグナル・プロセッシング回路」による影響が大きい。

バスレフポートがあるので、設置した後ろには少しスペースを確保しておきたい

バスレフポートがあるので、設置した後ろには少しスペースを確保しておきたい

 音の傾向については、低音のアピール強めのいわゆるBOSEサウンドそのままだ。ただ、音声や歌声などがこもっているわけではないので、あまりジャンルを選ばない印象だ。そのため、音楽を聴くだけでなく、映画やゲーム用としてもちょうどいいだろう。

 TrueSpace ステレオ・デジタル・シグナル・プロセッシング回路以外の機能を見てみると、小音量時でもバランスよく再生する「アクティブ・エレクトロニック・イコライゼーション」とボリュームを上げても歪みのない再生を実現する「コンプレッション回路」がある。

 コンプレッション回路は、大音量で音楽を浴びたいときに便利なのは想像しやすいと思う。自宅以外で使用する場合、出先でのプレゼン用としてもいいし、小規模イベントに持ち出せるスピーカーとしても耐えてくれるだろう。

 アクティブ・エレクトロニック・イコライゼーションは夜間を中心に出番のある機能だ。中低音もちゃんと聞こえてくるため、小音量でも違和感が少ない。ヘッドフォンを使用したくないが、なるべくボリュームを下げておきたいときにも重宝するだろう。

 また、ボリュームについては、スカスカではなく、適度な重みがあるのも、細かい部分だがポイントである。

少し低音を強化したい、という向きにはぴったり

すっかりノートPCばかりになってしまった人にもオススメ

すっかりノートPCばかりになってしまった人にもオススメ

 サブウーファーはないため、響く感じの重低音はないがはっきりした低音で迫力を得やすい。

 思い切りBOSE的なサウンドになるため、この部分で好みが別れてしまうが、1万円付近でスピーカーを探してるのであれば、かなり狙い目ではないだろうか。

 住宅事情からサブウーファーを設置できないが、低音がほしいといった人にオススメしたい。

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