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法人向け「Aterm Bizシリーズ」第一弾、有線/無線アクセスの保護機能提供

NECプラットフォームズが中小法人向けUTM「Aterm SA3500G」

2016年01月29日 13時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NECプラットフォームズは1月29日、中小企業や小規模オフィス、店舗向けのネットワークセキュリティ(UTM)アプライアンス「Aterm SA3500G」を発売した。ラックの協力を得て開発したUTM製品で、新たに法人向けブランドとして展開する「Aterm Bizシリーズ」の第一弾製品となる。

中小企業や店舗などに適したセキュリティ(UTM)アプライアンス「Aterm SA3500G」

 Aterm SA3500Gは、オフィスや店舗などのネットワークの入口(ゲートウェイ)に設置するだけで、通過するパケットの監視とセキュリティ適用を行い、ネットワークを介したサイバー攻撃から利用者やネットワークを守る。既存のネットワーク構成を大きく変えることなく導入ができるため、IT管理者のいない企業や店舗などでも容易に導入が可能。

 適用されるセキュリティは、Web/メールのアンチウイルス、不正侵入検出/防止(IDS/IPS)、フィッシングサイトなどへのWebアクセスブロック、URLフィルタリング、ファイル交換ソフトなど業務に無関係なアプリケーション通信のブロックなど。9月以降、ファイアウォール機能も追加される予定。

合計で7種類のセキュリティ機能を提供する

 有線LAN(1ギガビットEthernet)に加えて無線LAN(802.11b/g/n)にも対応しており、PCだけでなくタブレットやスマートフォンなどの業務利用も保護する。また、高速セキュリティエンジンの採用により、セキュリティ機能動作時でも約700Mbpsのスループットを維持するとしている。

 価格は付属するライセンス年数により異なる。5年ライセンス版が73万8000円(税抜)、6年ライセンス版が84万8000円、7年ライセンス版が95万8000円。オプションで壁掛けキットや無線LAN外付けアンテナなども用意される。

 NECプラットフォームズではこれまで、「Atermシリーズ」としてコンシューマー向けのネットワーク製品(Wi-Fiホームルーター、モバイルルーターなど)を展開してきた。今後、新たに法人向けネットワーク製品ブランドとして「Aterm Bizシリーズ」を展開することにしており、同製品がその第一弾となる。

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