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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第153回

AQUOS、Xperia、Nexus! ドコモのコンパクトスマホを比較

2016年01月25日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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側面の指紋センサー内蔵の電源ボタンが特徴的
Xperia Z5 Compact

 最後に外観を見ていく。3機種を並べると、やはりNexus 5Xが明らかに大きい。ただ最近のスマホを見慣れていると、Nexus 5Xが特に大きいという印象は無く、ごく普通のサイズに思える。むしろXperia Z5 Compact、AQUOS Compactの2機種が最近の端末の中ではコンパクトなのだ。

3機種を並べると、どうしてもNexus 5Xが一回り以上大きい

 1機種ずつ見ていくと、Xperia Z5 CompactはXperia Z5と同じく右側面に指紋センサーを兼ねた電源ボタンを配置、大きく押しやすい。また音量ボタン、カメラボタンもある。上部に防水仕様のイヤホンジャック、左側面にはXPERIAのロゴ、防水キャップで覆われたSIM/SDカードスロット、さらにストラップホールもある。

 底部にはキャップレスのUSB端子。リアカバーは開かないが、背面はサラサラとした質感で指紋が目立ちにくい。

楕円形になった電源キーには指紋センサーが内蔵されている。防水・防塵対応でイヤホン/microUSBともキャップレス

彫り込んだXPERIAロゴが。背面は半透明なフロストガラスを採用

ストラップホールに加えイルミも
AQUOS Compact

 AQUOS Compactはディスプレー下にインカメラを搭載。底部には特に端子は無いが、スピーカーがある。さらに底部左右にはLEDも搭載され「ヒカリエモーション」と呼ばれるイルミネーションがあり、なかなか派手で楽しめる。

 右側面に電源ボタンと音量ボタン。電源ボタンは小さめだが押した感じはクリック感があって悪くない。上部にキャップレスイヤホンジャック、左側面にもキャップレスのmicroUSB端子、防水カバーの下にSIM/SDカードスロット、そしてXperia Z5 Compactと同じくストラップホールがある。リアカバーは外れず、ガラスのような背面パネルになっており、指紋が目立ちやすい。

三辺狭額縁でインカメラは端末前面下部に。その下部にはイルミも内蔵

右側面に電源とボリュームキーが。背面は透明なパネルが

Type-CのUSB端子に滑りにくい質感が印象的
Nexus 5X

 Nexus 5Xはディスプレー上下に大きなスピーカーを配置。右側面に電源ボタンと音量ボタン。どちらも凸状にハッキリとした形状で他の2機種よりも長い。左側面にはSIMカードスロットがある。

 上部には端子は無く、底部にイヤホン端子とUSB Type-Cの端子がある。上位モデルのNexus 6Pと同じく、USB Type-Cは既存のUSBケーブルとは形状が違うので、あらためてケーブルか変換コネクターを用意する必要がある。ただし表裏どちらでも挿せる点と、10分で最長4時間分の充電ができるという急速充電がメリットとなる。

 リアカバーは外れず、マットな質感で滑りにくく指紋も目立たない。

前面の上下には大きめのスピーカー。また下部にはUSB Type-C端子がある

背面はマットな手触り。そしてタッチ式の指紋センサーも


Xperia Z5 Compactが初回で勝利
その安心感・安定感で勝ち続けられるか?

 まず初回はXperia Z5 Compactの勝ちとする。スペックでリードし、料金でもAQUOS Compactとの差は小さい。いまのところ取り立てて弱点らしきものは見られない。Xperia Z5もそうだったが、迷ったときにとりあえず選んでおけば安心という感がある。

 AQUOS Compactは料金的に選びやすいのと、携帯性を強く重視するのなら、Xperia Z5 Compactより有力。あとはCPU、通信速度の差が今後どう出てくるのか。さほど差がないのであれば、むしろ安価なぶん有利になる。

 Nexus 5Xはいまのところ最新のOSとUSB Type-Cといった先進性に魅力を感じる人向けということになるが、当然それだけで終わるスマホではないはずだ。今後のテストに注目である。

 次回はスピードチェック。ベンチマークに文字入力、通信速度の比較と、コンパクト&最新機種らしい成績を期待したい。


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