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T教授の「戦略的衝動買い」 ― 第363回

新しい「Surface ペン」を衝動買い! ペン先の素材へのこだわりを語る

2016年01月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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新しい「Surface Pro 4」と一緒に発売開始されたSurfaceペンの芯先に興味津々
新しい「Surface Pro 4」と一緒に発売開始されたSurfaceペンの芯先に興味津々

Dropboxでまとまった筆者のペンデバイス環境

 WAN通信環境とペン対応のタブレットが欲しくて、2015年に発売と同時に「Surface 3」のLTEモデルとSurfaceペンを購入した。

 さまざまなWi-Fi機器に共有で使える便利なモバイルルーターは常時一個は持っているが、基本的にクラウド・クライアントは自身で通信環境を備えているべきだというのが筆者の昔からの考え方だ。なので、所有しているすべてのタブレットにはWANの通信環境が備わっている。

 筆者の愛用しているペン系のガジェットの中での例外は、Wi-Fiしかサポートしていないソニーの「デジタルペーパー」と、通信環境をまったく何もサポートしていない超シンプルな「Boogie Board」だけだ。

 このため、iPad Proが発売になった時も128GBのSIMフリー LTEモデルをアップルペンシルと共に購入した。

筆者の現役ペン型ガジェットは、BoogieBoard、Surface 3とiPad Pro、デジタルペーパーの4台だ 筆者の現役ペン型ガジェットは、BoogieBoard、Surface 3とiPad Pro、デジタルペーパーの4台だ

 かくして筆者の日常使いのペンタブレット系は、超シンプルな「BoogieBoard Jot8.5」と「Surface 3」「iPad Pro」「デジタルペーパー」の4機種で落ち着いた。

 単体では何もできない超シンプルなプラスチックの板であるBoogieBoard Jot8.5を除けば、すべてデータはクラウドストレージサービスのどれかを共有して利用している。

 残念ながら法人市場しか見ていないデジタルペーパーは独自のペンアプリを搭載し、なぜかクラウドサービスは「BOX」しか対応できていない。

 また、iPad Proは自社製品でもあり、相性のいい推奨クラウドサービスは「iCloud」。マイクロソフトのSurfaceは当然のように「OneDrive」とバラバラの状況だ。

 しかし、筆者の自宅のデスクトップPCやモバイルPCである「ThinkPad X1 Carbon」を含めメインのクラウドストレージは、以前よりメーカー帰属性の少ない「Dropbox」を使用し、最近になって1TBの年間契約をして便利に使いはじめていた。

 いろいろ考えた結果、iPad ProとSurfaceで使用するペン系アプリは、両者で稼働する「Metamoji Note」を使用し、基本的な筆記データは無料で提供されているMetamojiのクラウドを利用。PCやほかでも利用したいデータはMetamoji NoteよりDropboxに転送して活用している。

 いずれはデジタルペーパーとSyncしたBOX上のデータも、「IFTTT」で自動的にDropboxに転送するようにしようと考えているが、いまのところは必要な都度、手作業でウェブサービス間をファイル転送させている状況だ。

 そんなこんなで何とかDropboxを中心にして、筆者愛用のSurface 3とiPad Pro、デジタルペーパーの3台のペン・ガジェットはまがりなりに筆者の手書きワールドでは生産性向上にも貢献しつつある状況に変化した。

 各々のガジェットの機能差や操作の違いにも慣れてきて、3つのガジェットをその日の気分によってあちこち自由に使えるようになってくると、今度は一番気になってくるのは、ペンと筆記面との感覚や感性なのだ。

タブレットのペンに大事なものは筆記感覚

 ペンタブレットのペンに何を求めるかはユーザーによって大きく異るだろう。ごく普通の“紙と鉛筆”を置き換えて、筆記内容を単にデジタル化したいユーザー、イラストレーターやデザイナー、エンジニアや建築家、機能的な観点で要件を満たすことが大事な時もあれば、感性的な観点でペンを持つ指先の感覚が大事な時もある。

 筆記時に微妙にひっかかる心地よい摩擦感やペンの重量やバランスなどが“感性”の代表選手だ。究極にはこれらの感性と機能性の両方が満足することが望ましいが、それは現代の未成熟なテクノロジーでは、到底到達不可能な領域なのかもしれない。

 そして、その感覚や願望は、長い間、人間が慣れ親しんできた紙と筆記具の関係が、世代が変わろうとも人が頭の中で受け継いでいる意識のないナチュラルな感性なのかもしれない。

 考えようによってはそんなことはすべて忘れて、タブレット用のペンは、伝統的な紙と筆記具の関係性を切り捨てて、機能だけを前提にして、新しい眼と感覚で見て考えて評価するのが正しいのかもしれない。

 考えればいろいろな意見や考え方がありそうだが、今のところ、筆者はユーザーの一部では絶賛モードの雰囲気もあるアップルペンシルも、代替わりしたSurfaceペンも、どっちもその筆記感覚はまったく気に入らないというのが正直なところだ。

 ただし、ペンタブレットの世界では、ペンの機能充実に加えてタッチ感の面でも毎日のように開発者のたゆまぬ努力や工夫が続けられている。新しいSurfaceペンの「ペン先キット」の登場もその一つの表われだろう。

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