このページの本文へ

サンディスクのUSB 3.1対応外付けSSDは、内蔵SSDを超える速度だった!

2016年01月18日 15時00分更新

文● 平澤 寿康 編集●北村/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コンパクト、軽量ボディの
Extreme 510/500

 次に、Extreme 510およびExtreme 500。これら2製品は、本体デザインは同じで、どちらもサイズが75.69(W)×75.69(D)×10.67(H)mm、重量78.9gと、手のひらにすっぽり収まるコンパクトかつ軽量ボディが特徴。

Extreme 500。コンパクトサイズが特徴。今回は用意できなかったが、Extreme 510も同じ形状だ

 接続インターフェースはUSB 3.0で、アクセス速度がリード最大430MB/Sec、ライト最大400MB/Sec(480GBモデルの場合)と、性能も同等だ。

 双方の大きな違いは、Extreme 510のみIP55準拠の防水防塵性能が備わっているという点だ。野外での撮影時には、雨の中や細かなホコリの舞う場所での撮影を余儀なくされることもあるが、そういった場所でも安心して利用できるという点が大きな魅力となるだろう。

高さは10.67mmとかなりの薄さだ

Extreme 900同様、側面にはラバー製バンパーを装着し、耐衝撃性を高めている

接続インターフェースはUSB 3.0

付属のUSB 3.0ケーブルを利用してPCと接続する

Extreme 900はSATA対応SSDの速度を上回る

 では、速度をチェックしていこう。今回は、以下にまとめた環境を利用してテストを行なった。試用したポータブルSSDは、容量480GBのExtreme 900と、容量240GBのExtreme 500。

 利用したマザーボードの「MSI Z97A GAMING 6」には、オンボードでUSB 3.1 Gen2対応USB Type-Cポートを備えており、Extreme 900はそちらに接続してテストを行なった。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-4770K」(3.5GHz)
マザーボード MSI「Z97A GAMING 6」(Intel Z97 Express)
メモリー DDR3-1600 4GB×2
システム用SSD Samsung SSD 840 PRO 256GB
OS Windows 10 Pro 64bit

 まず、CrystalDiskMark 5.0.2の結果だ。USB接続のポータブルSSDを利用する場合、複数同時アクセスはほとんど発生せず、シーケンシャルアクセスが大半を占めるため、見るべきポイントは純粋なシーケンシャルアクセス速度を示す「Seq」の部分となる。

Extreme 900

Extreme 500

CrystalDiskMark 5.0.2

 ココを見ると、Extreme 900ではリードが650.6MB/Sec、ライトが668.1MB/Secと、双方とも650MB/Secを上回る速度となっている。公称の速度である850MB//Secに届いていないのは、環境による部分が大きいと思われる。

 今回利用したマザーボードには、USB 3.1コントローラとしてASMediaの「ASM1142」を搭載し、ドライバーも最新のものを導入して検証したが、おそらくまだ成熟度が高くなく、最大限の速度が引き出せていないものと考えられる。

 SATA接続の内蔵SSDの速度を上回っていることを考えると、この速度に不満を感じることはないはずだ。

 対するExtreme 500 240GBは、リードが432.7MB/Sec、ライトが357.8MB/Secと、どちらも公称の速度を上回っている。480GBモデルなら、より高速な速度が発揮されるが、240GBモデルでも十分に高速で、快適に活用できるだろう。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中